野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

イルヴェイとかパーチナとかそんな感じです

どうせ昼過ぎには移動しないといけないのだから、できれば出社したくなかったのだけど、やむにやまれぬ諸々の事情もあるわけで。
とにかくできるだけの用事をやっつけて、午後の早い時間に大阪空港へ向かう。
はい、先週に引き続き。今週もまた鹿児島出張であります。
先週と同じフライトで、やはり午後7時過ぎに鹿児島中央駅に着いた。前回は東横インに泊ったが今回は予約が取れず、こりゃどうしたもんかとBooking.comで検索したらJR九州ホテルなんていうちょっと高級めのホテルが、思いがけず格安で予約できた。大変結構なことだが、問題は昼飯を遅い時間(14時半すぎ)に食べてしまい、あまり腹が減ってないということだ。
実は、先週行ったとんかつ屋を再訪してこましたろかな、と目論んでいたのだが、こんなお腹の具合であんな店に行けるわけがない。仕方がないので鹿児島市内随一の歓楽街、天文館までそぞろ歩いてみたが、なかなかこれという店も見つけられない。いやなに、さすがにとんかつはちょっとキツい、ラーメンはちょっと(昼に食べた)、焼き鳥はできれば明日に取っておきたい、何かちょっと軽くつまみながら(できればさつま揚げとか)、ビール1杯と焼酎でも飲めればこれ幸い、ぐらいに思っていたのだがそんな都合の良い店がそうそうあるわけじゃない。かれこれ30分ほども歩き回って、こりゃいかんなと思ったあたりで、天文館に対して大きな道路をはさんだ北側にあるエリアで、ちょっと良さげなな店を見つけた。いや実はこの界隈、良さげな店が散見される。その中でも名前にひかれてSante(秋葉原に同じ名前の店がありますな)なる店に入ってみた。でまあ、結論から言えばかなりの当たり、というやつで。鹿児島まで来てそんなもん飲まんでもええやんけ、てなもんだが自然派ワインを激フィーチャーした店なわけで。しかも2種類しかないビールがハートランドとブリュードッグのパンクIPAなのだから、これはこれで飲まないわけにいかない。結局は泡1、ビール1、赤2、てな具合で。
窯があってピザなんかが美味いはずなのだがそこはあきらめて、軽くキッシュ、さらにパテドカンパーニュ。

うむう。まことに美味しゅうございました。
なんやかんやで微妙に飲みすぎた、かもしれない。明日からがんばれオレ。

みなさんあれこれ工夫をこらされてるわけです

3連休だからって調子に乗って、月曜日なのにそこそこ飲んでしまった。まあ今日ぐらいは酒を抜かないとな、と思っていたら、晩飯に豚キムチを作るなんて妻が言うじゃないか。
どうしたもんかねこれ。ビールなしに豚キムチを食べるなんていう離れ技が、本当に生身の人間に可能なのなのだろうか?いや、無理だ(修辞的疑問文)。と、少しばかり取り乱しそうになったが、そこはそれ、ノンアルコールビールなどという小賢しいシロモノが世の中には出回っているじゃないか。あの手口に学んだらどうかね、という脳内麻生太郎のアドバイスを得て、買ってみましたよ、零ICHI。

うん、まあこれはアリかもしれんな。週に2、3日ぐらいならこれでごまかせる気がする。休肝日はいつもウィルキンソンタンサンで乗り切っていたが、たまにはこういう淫祠邪教(ひどいこと言うなあ)に魂を売ってみるのもまた一興、てなもんかもしれない。

梅雨は明けたかね?

久しぶりに泳いだ。海の日だし。って関係ないけど。2ヶ月ぶりぐらいかな?こんな蒸し暑い時のプールは、気持ちええですなやっぱり。問題は、泳いだ後いつまでも汗がだらだら出ることだな…

夏が暑いのは仕方ないが、タワレコからの案内によると、グレン・グールドの『ゴルトベルク変奏曲 コンプリート・レコーディング・セッションズ1955』としてCD7枚組+LP1枚、なんていう暑苦しいものがリリースされるらしい。

1955年のゴルトベルクが録音された時のすべてのセッションを、プロデューサーとの対話も含めて網羅した、と。こんなん買う人おるんか?いや、おるんでしようなぁ…
けどさ、これもしグールドが生きてたらめっちゃ嫌がるんじゃないのかね。グールド生誕85周年の記念らしいけど、嫌がらせ企画とちゃうんかこれ…

日本の夏にはカプサイシン

ずっと雨の予報は出るものの、ちーとも降らず。降る降る詐欺やんけ。いやもうとにかく蒸し暑いのなんのってあーた。

こんな時はやっぱりアジア飯だよな、ってんでムバラケに昼メシを食べに行った。

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なんかいろいろあるアジア料理、好きなだけ盛れ、というパワーランチがほんまパワフル。イエローカレー、辛いけど美味いす。

ムバラケだいぶ久しぶりだ。というか旧デジャヴがムバラケに変わって以来、初めてだと思う。店主のワッキーさん、また一段とワイルドになった気がする。

さて、昨年原作を読んだ『後妻業の女』が映画化され、これまた早速WOWOWで放送されたので、録画して観た。

後妻業の女 DVD通常版

後妻業の女 DVD通常版

 

いやー面白い。予想通り、胡散臭い結婚相談所の所長・柏木役の豊川悦司がとにかくどハマりだ。最後の方はもう、原作はそんな話ちゃうかったやんけ、てなドタバタにしてしまっているけども、それもまたよし。大竹しのぶはちょっとイメージ違ったけど、まあこういうのもアリかなと。方言指導もうちょっとがんばってもらえたら良かったと思いますけどね。

人の多いところはどうも苦手なのです

王将の炒飯ってさ、店によってけっこう美味かったり残念だったりバラツキがあるよね。

昼食に炒飯が食べたいな、と思って入った心斎橋の王将は残念な方の店だった。一緒に注文したもやし炒めもなんだか微妙。やれやれ。

心斎橋の仇を烏丸で討つ。というわけで「」再訪ですね。

しかしこの日を選んだのは失敗だった(といっても参加者の都合に鑑みてこの日がベストだったのだけど)。実は祇園祭の宵々山であるということが発覚し、でもまあ店に入ってしまえばどってことないんでないの?と考えていたのだが、その「店に入るまで」が大変なのだ。烏丸の駅から店にたどり着くまでの道路がえげつないほどの人で埋め尽くされており、遅々として進まない。なんてことだ。かなり時間に余裕を持って行ったのだがわたくしが着いたのは集合時間ぎりぎり。それでも無事に参加者が揃い、ビールでぷしゅー、とやって、アレコレと。

宵々山であることに初めから気づいていれば他の店を選んだかもしれないけど、でもやっぱりこの店には来たいですわね。

写真がまったく無いのも体裁が悪いんで、前回行った時に撮った白えびの天ぷらの写真でも貼っとこう。

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実は祇園祭ってのは行ったことが無いのだけど、宵々山にしてこんな調子では、この先どれほどケイオティックな地獄絵図が展開されることか。祇園祭、恐ろしいですな。

 

早く帰って一杯やろうぜ

朝9時から横浜の客先で打ち合わせ、なんていわれてちょっとキツいなと思ったが、がんばれば行けなくはないのだな。新大阪6時発の、のぞみ200号に乗れば大丈夫。

てことでいつもより少し早く、5時に起きてそのまま朝飯抜きで5時20分ぐらいに家を出て。朝食は新大阪の駅で調達する。といっても開いている店は少ない。改札の外ではロッテリアぐらいか。新幹線の改札内だと、弁当屋が開いている。ボッタクリだけど。柿の葉寿司5個入りを買った。

用事は午前中で終わったので、比較的早い時間に帰ってくることができた。そういえば新大阪の在来線改札内エキマルシェにはパンデュースが入っているのだった、と思い出し、2種類ほど買って帰った。オリーブパン、なかなか美味であります。

これってサバイバル?

英文では、butの後ろにその文の主張が来る。だから、butに注目すれば簡単にその主張を把握でき、効率的に英文を読むことができる。
なんていう説がまかり通っているが、実際に一定以上の知的レベルのネイティヴが書く英文なんてのはそんな原則に当てはまらない文章を普通に書いてるから、そんなの真に受けたら英文なんて読めませんぜ。
え、そうなんですか?
いえね、書店で見かけて何となく買ってしまった(kindleでだけど)『サバイバル英文読解』て本に書いてあったんですけどね。

そもそも、butの後に主張云々てな説は、わたくし恥ずかしながら知りませんでしたよ。
知らなかったけど、基本的には何かを否定する文があるからその後が主張である可能性が高い、butは明示的には出てくるとは限らない(むしろ出てこないのが普通)、butのかわりにindeed、rather、insteadがよく使われる。てなことが書かれていて、はぁそうでっか、と思いつつ例文を読んでみると、おお確かに!ってこれはまあ、そういう例文ばかり集めているから当たり前なのだけど。
でこの例文、一部にドラッカーの著作やクリントン(ビルとヒラリー両方!)の発言、あるいは英字新聞なんかから取ってきたものもあるのだけど、多くは大学の入試問題。いやまあ別にそれで良いんだけど、『英文標準問題精講』(いわゆる「原の英標」ってやつね)みたいな格調高いものを勝手に期待すると、それはちょっと違う、てなことになる。
それでも、英文を読むコツとして、初めて聞くような話ばかりでなかなか面白いし、役に立ちそうな気もする。それこそ、「原の英標」で、この本に解説されている手法の妥当性を検証してみるのも面白いんじゃなかろうか。