野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

おビールたくさんいただきました

本日より1週間の夏休みなんでございます。

久しぶりに茶屋町丸善ジュンク堂書店へ行ってみたら、先日第四部が文庫化されたばかりの「泣き虫弱虫諸葛孔明」がずらっと並べられていた。壮観ですな。

f:id:neubauten:20170730130839j:image

さて、今月初旬にスペインバル・ハポロコの新店がオープンしたということなので、行ってみた。今度はスペインバルではない。セルべセリア・ハポロコ、ということで、つまりビアホールですな。当然ながら初めて行くわけで、場所は「何となくこの辺り」ぐらいな感じで行ったのだが見つけられず。おかしいな、ということでちゃんと調べてみたら、店の前を気づかずに通り過ぎていたのだった。従来のハポロコはだいたい、オープンな感じで外から店内の様子がよく見えるようになっていたのだが、この新店舗はそうではない。まあそういった事情もあって見落としていたのですな。

ヒューガルデンの生がありますなあ。って写真撮ったつもりが残ってないぞ。どーいうこっちゃ。

どうやらボイルドソーセージとフィッシュ&チップスがイチ推しっぽいので、その辺を注文してみた。

f:id:neubauten:20170730130901j:image

フィッシュ&チップスはちゃんとモルトビネガーも付いてきます。

参考までに、一昨年レドモンドで食べたフィッシュ&チップスはこんな感じ。

f:id:neubauten:20170730131309j:image

これでもハーフサイズ。どないなっとんねん。

 

えーと、ソーセージも美味しゅうございました。

今までのハポロコより、ちょっとばかし大人な感じでございましょうか。なかなかやりますなあ。

艦内は禁煙じゃないのかよ

久しぶりに『レッド・オクトーバー』観ましたよ。いやほんと久しぶり。20年ぶりぐらいじゃないかな。 

レッド・オクトーバーを追え! [DVD]

レッド・オクトーバーを追え! [DVD]

 

これは原作も読んだけど、個人的には映画の方が好きだな。原作は潜水艦その他の装備に関する記述が詳しすぎて、ちょっと長すぎるのよね。ミリタリーヲタの方々にはたまらんかもしれないけど。そのあたりちょっと『坂の上の雲』に通じるものがあるかもしれない。まあトム・クランシー作品は全体に、登場人物のバックグラウンドとか、とにかく周辺情報の書き込み方が執拗で長くなる、という傾向があるように思う。

一方で映画化する時には映画化する時には2時間の尺に収める必要があるもんだから、たとえば何でコックが潜水艦の破壊工作をやってるんだ、ていうそのあたりの動機が理解できなかったりもするのだけど。

この頃のショーン・コネリー、もうすでにけっこうお爺ちゃんに見えるけど、まだ髪はそこそこあるのな。1990年の作品で、1930年生まれのコネリーは60歳だったわけか。なるほど。

まあショーン・コネリーの髪はどうでも良いけど、この原作が書かれたのが東西冷戦真っ只中の1980年代初頭、そして映画の公開はソ連が崩壊しベルリンの壁がなくなり冷戦が終結したあとの1990年、てあたりを踏まえて、あらためて今の時代にこの映画を観るのはなかなか味わい深いものがありますなあ。

モンクで日帰り宇都宮

先週の土曜日だったか、阪急メンズ館で靴売り場のセールをのぞいてみたら、ヤンコが何種類か出ていて、おおこれはと思ったのだが整骨院の予約の時間が迫っていたため結局そのままスルーした。

かれこれ12年ほど履いて、先ごろ暇を出したクロケット&ジョーンズの後継がほしいなとは思うが、今のあの価格ではちょっと手が出ない。クロケットといえばトレーディングポストが売ってるよな、と思って調べたら、大阪にも店があるじゃないか。実は10年ほど前からあったようなのだが、東京と京都にしか無いのだと思い込んでいた。ウェブサイトなんか見てると、トレーディングポストオリジナル、ってのもなかなか良いんでないのか、と思い始めた。で月曜日の夕方に整骨院の予約を入れていたので、その前にちょいと大阪店に行ってみた。行ったついでに、そのまま勢いで一足買ってしまった。エレガントなマッケイのストレートチップに惹かれたが、一方でちょいイカツいめだがグッドイヤーウェルテッドのモンクストラップも端正で良いではないか、ということで黒とダークブラウンでしばし悩んで黒を選んだ。初モンクだ。靴の大きさはだいたいUKサイズの6 1/2または6、とずっと思っていたのだが実は7あたりが適切なようだ。そういや1月に買ったのも7だった気がする。

そのモンクストラップを、本日デビューさせた。グッドイヤーって馴染むまでけっこう足痛いのよね、と恐れていたのだが、別にそんなこともなくて、なかなか具合がよろしい。なかなかやるじゃないかトレーディングポスト。

サンプリングサウンドってやつですよ

先日の「世界を変えたレコード展」の余波で、なんかこう80年代モノというかZTT系が聴きたくなり、Amazon.comのDigital Music Storeであれこれ行ってしまった。で、そのうちのひとつが、アート・オブ・ノイズの"(Who's afraid of) The Art of Noise"だ。

当時さんざん聴き倒して、CDの時代になってからも、何度となく購入しようと思いながら毎回先送りしていた一枚。これ、ほんと衝撃的だったのよね。懐かしい、てのもあるけど、それを差し引いても間違いなく名盤だと思う。いやーカッコええですな。1999年の"The Seduction of Claude Debussy"(邦題は『ドビュッシーの誘惑』)は、「再結成」だったのかー。

それにしてもZTTレコードってまだあるのな。また何かオモロいことやらんかな。

みんな死んじまっただ

先週鹿児島に出張した折に、赤兎馬を飲んだ。いやー美味いよね赤兎馬
さて、『泣き虫弱虫諸葛孔明 第四部』文庫版、やっと出た。何年待ったことか。マクラ(?)は赤兎馬の蔵元のサンゴクシシャン疑惑だ。ちなみに赤兎馬は焼酎だが、臥龍梅という日本酒がある。これまたなかなか結構なのだが、なぜか「がりゅうばい」と読むようだ。臥龍鳳雛臥龍は「がりょう」やねんからそれは「がりょうばい」と読むんちゃうか、とこの酒を注文する度にもやもやする。

泣き虫弱虫諸葛孔明 第四部 (文春文庫)
 

まあとにかく、臥龍こと諸葛亮孔明と並び称される名軍師・鳳雛すなわち龐統、字は士元が大活躍するのがこの第四部だ。
赤壁の戦いの後、トンビが油揚げをさらうように荊州を掠め取り、そのまま居座ってしまった劉備一味が、さらに益州を騙し取る。一方では曹丕がついに皇帝を名乗り始め、それじゃあ、てんで劉備孫権も「オレ皇帝な」なんて言い出したもんだから皇帝だらけ、これがほんとの三国時代てなわけだ。
劉璋が暗愚なのにつけ込んで益州を獲りにいく、という事実はどうしたって変わるわけではないのに、肝心なところで劉備が妙にええカッコするものだから話は必要以上にややこしくなって龐統は随分と苦労させられ、劉備軍団のリソースは浪費させられる。ほんと難儀なオッサン。そんな中で劉璋を降伏させ無血開城に持ち込んだ決め手は簡雍のエロトークであった、なんてそんなアホなと思うが、一方で意外とそんなもんだったのかもしれん、という気にさせられる。そのあたりがまたこのシリーズの面白いところ。
荊州を借りパチしながら益州も獲るという厚かましさで孫権を怒らせ、そうこうするうちにこのところちょっと図に乗っていた関羽は戦死する。諸葛亮に乗せられて皇帝を僭称する劉備はそれに激怒して孫権絶対ブッ殺す!と無茶な東征を決行するが、張飛は鼻息荒すぎて周囲がついて行けなくなり寝首を掻かれる。そして孫権憎しの思いだけでロクな軍略もなしに兵を動かす劉備は、数で劣る呉の陸遜の軍に殲滅させられる。そして命からがら逃げ込んだ白帝城にしばらく引きこもるが、そのまま生きる気力をなくして死亡。一方で曹操も病死。たぶん脳梗塞じゃないかな。
というわけで第四部はまた、三国志の人気キャラがほぼいなくなってしまうというお話でもある。だから「孔明、大いに泣く」なのだ。
次の第五部でいよいよ完結編。劉備が無茶な東征をしたせいで有能な人物があらかた戦死してしまい、作者曰く「カスしか残っていない」蜀の丞相となった諸葛亮孔明、この話にどうやって落とし前をつけるのだ。

 

紛らわしい名前つけんなや

日曜日に車を車検に出した。朝出して夕方バッチリ。クリーニングは大洋舎のホワイト急便で。代車は前回同様にN-BOXだが、機械式駐車場の中段に入れるのにギリギリの車高だった。こんなに余裕なかったかな?と思って調べてみたら、あれは前回ではなくて前々回、4年前の話で、しかもN-BOXではなくてN-ONEじゃないか。そりゃギリギリなわけだ。それじゃ前回は何だったんだろうと思うが、記憶にないし記録も残ってない。まあ昨今よくある話ですね。
それにしても今回の車検で3回目、2010年の夏にエコカー補助金目当てに駆け込みで買ったのだからもう7年にもなるのだな。だからって営業担当のFさん、車検で入庫しようって時に「シビックが復活しました。もし気が変わったらどうぞ」ってカタログ渡すなんて何考えてるんだあんた。しかも、納車は早くて年末ですけど、って。

シビックってアメリカではアコードの次ぐらいによく見かけるホンダ車だったけど、日本では廃止されたモデルだったのね。それがこのたび復活すると。しかし生産はUKでそれを輸入するんだとか。なんでそんなことすんねん。日本で作れ日本で。
インサイトは目立った問題もなく快調であります。まあほとんど乗ってないし。まだあと1回ぐらいは車検通せると思いますよ。

WHOってあんな武闘派なんか

広告で見たユニクロのステテコが何だか良さげだったので、買ってみたらこれが期待以上に快適で、もう一本ぐらい買っといても良いんじゃないかと思っている。ちなみに北斎漫画の柄のやつ。540円でえらい安いなと思ったけど、あれ半額セールだったのな。今度は伊藤若冲柄も良いかもな。

 

テレビのHDDに保存している映画が、残り容量不足のために古いやつから順にどんどん消えていっている。とっとと観て容量を空けねば、ということで土曜日に『インフェルノ』を観た。

これ原作読んだとばかり思ってたけど、実はまだ読んでなかった。

今回もラングドン教授、ボロボロですな。あれこれややこしげな事に巻き込まれて。それにしてもウイルスがヴェネツィアに隠されている、って言うから行ったのに、着いてすぐに「ごめん違ったイスタンブールだわ」ってあんたしっかりせなアカンで、ムダなロケ費用がかかるがな。ってまあ原作がそうなってるんだろうから仕方ないけども。

とりあえず、面白い映画でしたな。原作も読んどこう。