野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

場所はここから30分の距離だな。10分待て。

『ブラック・ファイル』という映画が日本では今年の1月に公開されていたらしい(米国では2016年)。主演のジョシュ・デアメルてのは知らないけど、アンソニー・ホプキンスアル・パチーノ、さらにはイ・ビョンホンなんてあたりまで出演していたりして、なかなかすごい。これが早くもWOWOWでオンエアされるってんで、ちょいと観てみた。

ブラック・ファイル 野心の代償 [DVD]

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アンソニー・ホプキンスは巨大製薬会社ピアソン製薬のCEO。その会社が新薬治験で何やら不正を行なっているという疑惑があり、それを暴こうとする弁護士がジョシュ・デアメル。そしてその法律事務所の代表がアル・パチーノ
ちょっと話はわかりにくいが、なかなか面白かったんではないかと思う。「戦慄のラスト」につながる最後の10分ほどのところで寝落ちしてしまったけども(いちおう録画していたので後で見直した)。
いやね、それなりに面白かったんですよ。でも何だろうこの微妙な感じは。何かが空回りしている、とでも申しましょうか。アンソニー・ホプキンスアル・パチーノまで使って、これ?みたいな。
ある日突然現れる謎の金髪美女は弁護士ベン(デアメル)の元カノで、ピアソン製薬CEOの愛人でもある。で、ピアソン製薬に関わる黒い情報を提供してくれるわけだけど、まあこの彼女ってのがまたいかにもヤバそうで、見るからに関わり合いにならない方がよさそうな感じ。帰宅したらその彼女の死体があってベンがパニクってたが、そんな時は掃除屋ウルフに依頼すると良いと思うよ。
サブタイトルは『野心の代償』、そして原題は"Misconduct"。 まあ仕事を一所懸命するのも良いけど、あんまりギラギラしすぎるとロクな事はありませんぜ。てな話かな(たぶん違う)。

焼魚も良いんだけどさ

最近の𠮷野家の朝食は、釜揚げしらすおろし定食なんてのがあるのだな。なかなかやるじゃないか。

昨日は上越新幹線で長岡へ、そして本日は東北新幹線で宇都宮だ。

新幹線だと宇都宮なんて東京から1時間もかからない。まあ速いもんです。

今回はもう、用事が終わったら餃子も食べずさっさと東京へ戻った。時間も早いし運慶展に行く、てなことも考えんではなかったが荷物もあってジャマくさいのでN700系のぞみの窓際席を確保して仕事を片付けながらとっとと大阪へ帰ることにした。

その前に東京駅でちょっと買い物。虎屋の羊羹ってけっこうなお値段するのだな、と驚いた。で浅草満願堂の薩摩焼大丸東京店限定商品だそうで)を買ったら、ずいぶんラブリーな包装をしてくれた。

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中味はこんな感じですわ。

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味はまあ、普通、かな。あたしゃ御門屋の揚まんじゅうが好きだね。

今週はここまでずっと飲みっぱなしだったので、本日は休肝日といたします。南無。

へぎそば後もんじゃ

ちょいと飲みすぎたか。微妙に頭痛いな、と思いつつ8時前の上越新幹線に乗って長岡へ。

仕事は午前だけでは終わらず午後まで引っ張ってしまったが、まあなかなかの出来だったんではないかと思う。まずはめでたし。

さて昼メシどうするよ、という時に、同行していたH君が「へぎそば食べましょう」と言うので、へぎそばって何?と思いつつ、人気店であるらしい小嶋屋本店へ。

へぎそばというのは、海藻(布海苔)をつなぎにつかったそばで、この辺りの名物であるらしい。てことで天へぎ。

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このように、一口ぐらいの量を丸めて盛り付けるのを「手繰り(てぐり)」という。布海苔でつないだコシの強いそばだからこそできる盛り方なのだそうで。ちなみに、このそばが盛られている器が片木(へぎ)であることから、「へぎそば」と呼ばれるのだとか。へえ。

いや、美味いそばでした。天ぷらもね。

さて夕方に東京へ戻ってきて、わたくしが投宿している浅草あたりでH君とちょいと一杯いきますか、てな話になる。浅草だったらこんなのどうですか、とH君が提案してきたのが赤垣なる店。なんでも「酒場放浪紀」で紹介された店なんだとか。おう良さげだねえ、じゃそこにしよう、と行ってみたらあんた、定休日て。

こりゃいかん、と手近にあったD's dinerなるビアホールでパウラーナ、さらにT.Y. HarborのIPAを飲みながら作戦を練り直す。で結局「志婦や」というなかなか昭和テイストで渋い感じの店に行ってみたわけだが、いやあ良いですねこの店。何と言っても日本酒の種類が多い。そして料理も美味い。だいたいメニューがぬた(マグロかアオヤギを選ぶ)とか〆さばとか、まあ日本酒に合うようなもんばっかりで困る。壁に貼ってある品書きになぜか値段が書かれていないのでビビるが、普通にリーズナブルな設定になっている。素晴らしい。

すっかりええ調子で志婦やを出て、ここらでちょいともんじゃ焼き行っときますか、ということになった。わたくし実はもんじゃを食べたことが無かったのだ。

でまあ、こんな感じ。

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なるほど。こうやってちまちま食べながらビール飲んだりするわけね。

見た目がゲ○っぽい、ということで西の方ではあまり好まれることはないが、そんなに毛嫌いしなくても良いじゃないか。まあまあ美味いよ。

けど何というか、あの食材をこういう風に使ってこういうものを作る、ということの必然性ってのがどうも、いまいち感じられないんだよなあ… いえ、別にディスるつもりはないのですが、どうせならやっぱりソースでお好み焼きを食べたい気がする。

いやあ、浅草もなかなか楽しい。またヴィアイン浅草に泊まっても良いなあ。

あごおとしでプレミアム飲み放題

本日より2泊3日で東京方面に出張。ということで先週ホテルを予約しようとしたら、いつものヴィアインホテルが大井町秋葉原も、さらには東銀座や浅草にいたるまですべて満室。なんてことだ、というかいったい何が起こっているのだ、と思っていたらどうやら中国は国慶節、そして韓国も何だかよくわからないけどもとにかく大型連休、ということで、いわゆるところのインバウンド需要が炸裂、てな事情でしょうか、知らんけど。

まあ結局はBooking.comでどういうわけかヴィアイン浅草が、それも結構お安くで予約できたのでよしとしましょう。2泊で15,000円。朝食はついてないけど。それにしても、楽天トラベルとかじゃらんとかその手のやつでは満室でも、公式サイトだったら意外と予約取れたりするもんだけど、こういう逆のパターンなんてのもあったりするんですなあ。

ヴィアインホテルは今まで大井町秋葉原には泊まったことがあるが、浅草は初めてだ。大井町秋葉原に比べると、浅草はちょと駅から遠いかな。浜松町で飲んだくれていたりすると、そこから初めて泊まるホテルにスーツケース引きずって行くのはちと辛いですな。浜松町あごおとしの豚せいろ蒸しは美味かったけどね。

 

食べて、歩いて、酒飲んで

京都一周トレイルというのがある。あれ一度行ってみたいなと思っていたのだ。

ということで体育の日に、東山ルートを蹴上から大文字山を経て鹿ヶ谷へ抜け、北白川まで。

お気楽なハイキングとガチ登山の中間ぐらい、といったところか。蹴上から入って割とすぐの辺り、けっこうキツい。まあでも、アップダウンがキツすぎなければ、トレイルを歩くのはなかなか気分の良いもんですな。

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しばらく雨は降ってなかったはずなのに、大文字山から鹿ヶ谷へ降りて行くあたり、妙に地面がびちゃびちゃだな、と思ったら、この辺は水が湧き出しとるんですな。

で、滝になる、と。

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蹴上から北白川まで、約8km。3時間ほどで踏破できた。

ところで、とりあえずのゴールを北白川にしたのには理由がある。

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まあ、こういうことですよ。久しぶりに訪れた麻婆豆腐の聖地。いやあ相変わらず美味かった。ここに来るたび、麻婆豆腐以外のメニューにも激しく心惹かれるのだが、「せっかく北白川くんだりまで来たのだから」と、結局いつも麻婆豆腐を選んでしまうのだ。

麻婆豆腐を貪ったら、叡電と京阪を乗り継いで伏見へ。午後は伏見へ行く。というざっくりとしたプランしか無かったのだが、10月とは思えない日中の暑さに、ここはとりあえずビール。ということは黄桜カッパカントリーですな。黄桜が作っている地ビール、京都麦酒のケルシュとアルトの生ビールが飲める。ふむ、どっちにしようか、とタップの前で少し悩んでいると、店のおばちゃんが、「こっちがケルシュ、こっちがアルトです」と説明してくれた。いやどうもご親切にありがとうございます。でも、こう見えてわたくし、いちおう字を読めるんですのよ。できればどんな味か、てのを簡単に説明してくれたら良かったんですけどねえ。

さてウォーミングアップも完了したし、そろそろ本気出すか、てんで商店街にある「油長」へ。ここで利き酒3種セットですな。

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そしてさらに、藤岡酒造へ。

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利き酒コーナー満席やがな…

しばらく待って、わたくしは蒼空の特別純米生原酒・短棹渡船、てえのをいただきましたですよ。

藤岡酒造を出るころには少し日が傾きかけている。ちょいと小腹も空いてきた。ここはベタに鳥せゑでも行っとくか、と歩いている途中で見つけた「三献」なる店がどうも引っかかる。鳥せゑをやめてこっちに行くことにした。

日本酒は三重の地酒を多く揃えている。伏見にいながらなぜそのようなラインアップなのか、と聞いてみると、特に深い意味は無いのだとか。 なんでやねん。

まあとにかくそんな感じで、本日のハイライトはやはりクエのかぶと焼きか。

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んなもん初めて見たわ。あーびっくりした。

じゃぼちぼち帰りますか、といってもまだ午後8時前。帰宅したのは9時過ぎだったか。いやあ長い一日だった。とにかくあれこれ満喫した。

次回は伏見稲荷から上がって蹴上に降りてくる、てなコースが良いかな。三条京阪あたりで昼酒の飲める店でも探しておこう。

ハヤシもあるでよ

阪急三番街で、久しぶりにインデアンカレーを食べた。あれ、おっさんにはちょっと量が多いと思うんだな。いちおう完食はできるんだけどもさ。
しかしアレだね、本格的なスパイスカレーがわりとあちこちで普通に食べられるこの時代に、あれってもう、厳密には「カレー」じゃないのとちがうかな。「インデアンカレー」っていう独自の食べ物。そもそも、インドであのカレーはあり得ないよな。牛肉入りなんてさ。まあ「インディアン」じゃなくて「インデアン」カレーなんだけども。なんかターバンっぽいものを巻いたおっさんがロゴになってるけど、あれインド人じゃないのかな。
何かごちゃごちゃ書いたけど、まあ美味いよねやっぱり。

なかなか片付けられない用事があるんだ

Spotifyで聴いて気に入って、繰り返し聴いていたのでBoards of Canadaの"The Campfire Headphase"をAmazon.comでダウンロード購入した。 

The Campfire Headphase (WARPCD123)

The Campfire Headphase (WARPCD123)

 

何なんでしょうねこの感じ。現実世界で鳴っているのではないような、不思議な音。どことなく不穏なのだけども落ち着く。心地良い。

 

それにしても今月こそはSpotify Premiumの解約をうっかり忘れるてなことが無いようにしたい。ちなみに、駐在時に使っていたUnion Bankの口座もそろそろ閉めても良いころだと思う。Amazon.comでの買い物は今回ぐらいで終わりにして。ああでも口座を閉める前に、向こうで使っていたクレジットカードを解約せねば。そして残金を日本の銀行口座に移して。Saving Accountの残高が少なすぎると手数料を取られるから、いくらか残しておかないといけないのだけど、あれ何ドルだったかな?だいたい、次にレドモンドに行くのはいったいいつになるのだ?

何だか気の遠くなるような話だな…