野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

CHABOがCharaとかCharを呼んだんだ

仲井戸"CHABO"麗市が毎回ゲストをよんで、ロックについて語る、というテレビ番組があった。『ON THE ROCK』だ。普段ほとんどテレビは観ないけれども、この番組だけは楽しみにして観ていた。それが本になったってんだからあーた。

ON THE ROCK 仲井戸麗市“ロック

ON THE ROCK 仲井戸麗市“ロック"対談集 (立東舎)

たしか30分の番組だったと思う。だから時間の都合でオンエアされなかった部分もすべて収録された(どういう事情なのかホラン千秋の回だけが含まれていないが)コンプリート・バージョンというわけだ。だからかなりマッシヴなものになっている。何ヶ月もかけて、時々寝る前に1、2回分という感じでちびちびと読んでいた。いや実に楽しい。これ多分、実際に番組を観てなかったらなかなか雰囲気が伝わらないと思うのだけど、前述の通りいつも楽しみに観ていたので、その時の感覚が再現されるとともに、テレビでは観られなかった内容まで追加されるわけで。ゲストも豪華だったし、まさに「ロック対談集」として、なかなか貴重な記録なんとちがいますか。

高級と上等で君はどっちへ行く?

日曜日に喪中ハガキを受け取るため梅田へ行った際、昼メシはなんとなくカレーな気分だった。ではどこのカレーを食べるか。ここはひとつ新規開拓、ということで有名店かつ老舗であるブルーノへ行ってみた。
梅田 カレー|カレーレストラン ブルーノ
午後2時前だというのに、店の前には行列ができている。一瞬どうしたもんかと思ったが、今からまた別のところに行くのも面倒なのでそのまま待つことにした。20〜30分ほど待った後に案内され無難にビーフカレーを注文した。
なるほど、これは美味い。そりゃまあ美味いでしょうよ、税込1,296円もするんだから。ライス(バターライスですってよ)とカレールーが別に出てくるような高級カレーですからね。福神漬ラッキョウも食べ放題だし。
美味かったけど、30分待って千円以上、てな話だったら、まあCoCo壱番屋でもええかなという気がする。あ、どっちかというと福島上等カレーの方が好きかな。
いやね、美味いんですよブルーノのカレー。でもね、あたしにゃ向いてませんわ。
すんまへん。

がっつりカモられてます

ボンルパから送られてくるワインの割引クーポンがどんどんエスカレートしている。今回はついに40%引きになってしまった。仕方がないので梅田のキンコーズに喪中ハガキの受け取りに行ったついでに心斎橋まで足を伸ばした。

今回のクーポンで特に凶悪なのは、二万円以上購入すると無料で発送してくれる、ということだ。いつもハンドキャリーで持ち帰るので、がんばってもせいぜい3本ぐらいが限度なのだ。それが発送できる、てなことになった日にゃあーた。

しかしこれ、人として踏み越えてはいけない一線のような気もするしどうしたもんか… としばし悩んだが、まあ結局は行っとけ!てなことになった。

さて、金額は二万円以上、一方で発送できるのは12本まで。40%オフになった後の金額が二万円を少しだけ超えるには平均価格をどのあたりに持ってくれば良いのか。電卓叩いてあれこれ考えて、慎重に選んでいったが途中で訳がわからんようになり、適当に12本選ぶ。それでも試算によると二万円に少し足りない。もうあれこれ考えるのも面倒なので適当に2本追加。それで会計してみると、2万4千円ほどになる。追加の2本、要らんかったんちゃうんか… 

14本爆買いしたワイン、どれくらいもつのだろう。3ヶ月はもってほしいなあ。

いろいろ放ったらかしなのだ

鳥取を朝6時に出て、9時に大阪に戻ってきた。渋滞は全くなかった。途中、吉野家で釜揚げしらす丼を食べ、ファミリーマートでコーヒーを買い、給油し、加西SAでトイレに行ってこの時間なのだから上出来だ。
実家には片付けなければならない用事はまだまだたくさんあったが、それらはすべてぶん投げて帰ってきた。すまん。
とりあえず急ぐのは喪中ハガキだ。これはキンコーズで手配した。自分の分だけだが。24時間でできるらしい。大したもんですな。

やっぱり天ぷらは揚げたてが美味いよね

今回、母の葬儀で実家に帰る前に、礼服が着られるかどうか確認してみた。着用は可能であるが、お腹が苦しい。ウェスト位置が高いのだな。また上着については、どうも肩まわりがガバガバで不細工だ。というわけで、着られなくはないが使い物にならない、という結論となり、喪服については葬儀場のレンタルを利用することにした。
レンタルの喪服を着て午後1時半より告別式、出棺。火葬場へ行き荼毘に付す。骨上げをしてから菩提寺へ行き法要を行う。これを還骨法要と呼ぶらしい。それが終わるとまた葬儀場へ戻り、精進落としの会食。ここで初七日までの法要も併せて行ってしまうということらしい。なるほどねえ。
ちなみに今回利用した葬儀場は、なかなか食事が美味い。仕出し屋に外注するのではなくインハウスの料理部門を抱えているらしい。花卉についても同様だ。いわば葬儀ビジネスの垂直統合だな。
などと埒もないことを考えつつ、なんとか終了。別にわたくし自身が何かをやったわけではなく、ちょっと挨拶をしてあとはメシくってビール飲んでただけだが、なんだか疲れた。やれやれ。

Avant-hier, maman est morte.

朝7時半すぎに家を出て、鳥取の実家に車で帰った。
中国自動車道の宝塚あたりは常に渋滞しているものだと思っていたのだが、平日の朝でも広島方面行きだとまったく混んでないのだな。10時すぎには鳥取に着いてしまった。今まで何十回と中国自動車道を使って帰省しているが、こんなに順調だったのは初めてだ。

28日の夜に母が亡くなった。本日が通夜で明日が葬儀という段取りだ。近親者では過去に祖父母、また叔父などの弔事は経験しているが、自身の親については初めてだ。こんな事をやっていたのか、というのがいくつかある。たとえば納棺の儀。遺体の湯灌をして、死装束を着せ死化粧を施し、棺に納める。その一部始終を初めて見た。ちょっと中村獅童似の納棺師の青年は、冬場だというのにやたらと汗をかいていた。半袖シャツとはいえネクタイを締めていたからか、あるいは遺体を持ち上げたり湯を使ったりするからか。
現代の葬儀というものは多くの場合、必要な手順を業者が把握しており、それらの相当な部分を代行してくれる。遺族は様々な項目について、あらかじめ用意されたオプションの中から適切なものを選び出す意思決定をすればよい。とはいうもののこれも結構な量ではあるが。昔はこれらを自分たちですべて行なっていたのだな、と思うと気が遠くなる。今でも田舎の大きな家などはそうしているのだろう。
葬儀場には遺族が宿泊できる部屋があり、風呂までついている。今夜はここに泊まる。正直な話、実家より清潔で快適だ。ある時期には7人の家族が住んでいたあの家は、年老いた両親だけが暮らすには少しばかり大きすぎ、今ではまともに機能していない。その辺りのことも、これからぼちぼち考えていかねばなあ。

駒ヶ根ソースダイビング

長野県に出張することになった。駒ヶ根市?聞いたことないなあ。名古屋で新幹線から特急しなのに乗り換え、塩尻まで。そこからさらにレンタカーで1時間ほど走るらしい。まあでも午後のアポだから、新大阪を7時半ぐらいに出る新幹線に乗れば十分。
と思っていたら、駒ヶ根ソースカツ丼の美味い店があるんでそこで昼飯にしませんか?と同行者のM君。良いねえ、と賛同したら、めっちゃ混むんで早めに集合しましょう。てなことになった。で、新幹線はのぞみ294号、新大阪6:57発…
特急しなのには今回はじめて乗った。名古屋から塩尻まで約2時間。けっこう揺れるな、と思いながら仕事していたら、だんだん気分が悪くなってきた。塩尻で合流したM君に、なんだか気待ち悪いよ、というと、しなのもあずさもめっちゃ揺れるから、中で仕事しない方が良いですよ、とのこと。そうだよなあ。
駅前でレンタカーを借りて1時間ほど走り、11時前には駒ヶ根に着いた。塩尻に着いたときには気持ち悪くてとてもカツ丼なんか食えそうにはなかったが、なんとか復活した。
さて、11時開店と同時に明治亭という店に入ったが、随分と人気店のようで、我々以外にもすでに数組がいらっしゃる。我々が店を出る11時半ごろにはすでに満席で、待っている人多数というのだから恐れ入る。
さて、もちろん注文はロースカツ丼、ただしご飯は少なめで。

それでもこの迫力だ。ご飯普通盛りにしたら一体どんな事になるのやら。
メニューに載っている写真よりも実物の方がボリュームがある。ロースカツ200gの破壊力だ。カツ丼なのに取り皿が付いてくる。ボリュームありすぎて丼の中だけではハンドルできないということだ。何気に漬物が野沢菜なのが、地味に嬉しい。
いやあ美味かった。ヘレカツもあるけど、やっぱりトンカツなんてのは脂身を食わんといかんのだよ君ぃ。
というわけで今回の出張は大成功でした。