野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

泉州フィッシュ&チップスはガッチョなんですって

いずれちゃんと行ってみなければ、と思っていたヒビノビア、やっと行きましたよ。
南信州のアップルホップ、どこのか忘れたけどヴァイツェン、大山Gビールの何か(忘れた)、どこやらのIPA、など。あとタップ以外に、店内で売っている瓶ビールもプラス200円で飲めるので、ビアへるんのヴァイツェンも。

こうして見ると、まあそれなりに飲んどるな。
料理もなかなか美味かった。ただボリュームはやや控えめなので、大人数にはあまり向かないかもしれない。あと、フィッシュ&チップス用にモルトビネガーが無いってのはちょっといただけないな。でもまあ、全体的には良い店なんではないかと思う。なんやかんやで家に帰り着いたのは0時前になっていた。そんな無茶をしたつもりはないのに、なんでそうなるのだ。困ったもんですなあ。

誰しも好き嫌いってのはありますわな

三国志』第9巻。

三国志 第九巻 (文春文庫)

三国志 第九巻 (文春文庫)

事あるごとに曹操と比べられてちまちまとディスられていた気の毒な曹丕、あっさりと病死してしまった。あれまあ。その後を継いだ曹叡、今度は一転して宮城谷せんせの評価は高い。
ところで、世間で評価が高いといえば諸葛亮。天才軍師として知られているが、肝心なところでちーとも勝ててないのに一体どこが?とずっと疑問に思っていた。いやいや赤壁の戦いは、とおっしゃる向きもあるかもしれない。ところがあれだって、呉の水軍が魏の大軍に勝った、てな話に諸葛亮はほとんど関係なくて、やった事といえば奸計をめぐらして魯粛を丸め込み周瑜をだまくらかし、ドサクサに紛れて荊州を掠め取る、という火事場泥棒まがいの所業じゃないか。実は宮城谷せんせの見立てもわりとそんな感じで、“とても戦略家とはよべない”(p.138)とか、“諸葛亮の戦略には、解せぬことが多い”(p.143)とか、なかなか手厳しい。挙句には

諸葛亮の旗鼓の才は、袁紹程度とみてよい。優柔不断であり、公孫瓚には強いが曹操には弱い兵略的欠点と似た短所をもっている。はっきりいえば、諸葛亮春秋時代管仲のように万能ではなかった。戦国時代の楽毅は寡兵で敵国の首都に直進したが、諸葛亮にはそういう敢勇もない。したがって諸葛亮には天才的な軍師が必要であった、とあえていわねばなるまい。(p.95)

などと散々な言われようだ。ちなみに第一次北伐、街亭の戦いにおいて諸葛亮は、長安を奇襲する、という魏延の献策を却下している。この時だけでなく、魏延の意見はしばしば諸葛亮にスルーされている。魏延が天才的な軍師というわけでもないだろうが、仮にそんなもんがいたとしても、気に入らない奴のいう事は無視する諸葛亮には活用できなかったんでないの?という気がする。もっとも、司馬懿もまた、有能で老練な将軍の張郃を煙たがるあまりに、楽に勝てるところでけっこう苦労してたりなんかして、まあどっちもどっち(諸葛亮司馬懿は似た者どうし、と宮城谷せんせは見ている)というか、やっぱり相性ってもんはありますよね、というところか。

氷風呂なんか入ったら風邪引きまっせ

『アトミック・ブロンド』を観に行ったのが、ほぼ1年前だったのだな。WOWOWでやっていたのはたしか数ヶ月前だったと思う。最近の映画は劇場公開から1年も経たないうちにWOWOWでオンエアしてしまうのだなあ。

アトミック・ブロンド [DVD]

アトミック・ブロンド [DVD]

その録画を日曜日の夜に観た。初めて観たときよりは、多少はストーリーもわかった、かな?まあ、込み入っていることには違いない。でも別にその辺わからなくても、さほど問題ではない気がする。大暴れするシャーリーズ・セロンのアクションを観る映画なんだろ、これは。あとはやっぱり音楽ね。ニュー・オーダーの"Blue Monday"で始まり、クイーンとデヴィッド・ボウイの"Under Pressure"で終わる。80年代ジャーマン・ポップを中心としたあれこれがもう、「壁」が崩壊する直前のベルリンの映像に良く合っている。
Ost: Atomic Blonde

Ost: Atomic Blonde

選曲が好みなので、サントラないかな、とApple Musicで探してみたら、あるにはあるが実際に聴けるのは全16曲中6曲だけ。どういうことやねんなもー。

Pigs (Three Different Ones)

日曜日の朝、飛騨市の最低気温は-1℃、てな話を聞いてビビっていたけども、実はそんな大したことない。夜が明けた7時ぐらいから、宿の近所をたらっと走ってみた。

やっぱり、こんな感じでちょっと寒いぐらいが良いな。
さて朝食を摂ったらおもむろに出発。前日も行ったキュルノンチュエへまた行き、テリーヌドカンパーニュ、白カビ熟成ソーセージ、燻製肩ロース、を購入した。天井にわさわさぶら下がってるのが白カビ熟成ソーセージね。

キュルノンチュエの壁面。

これを見るとピンクフロイドの"Animals"を連想する。
アニマルズ
昼メシどうすんだ、てな話になり、関にある助六という蕎麦屋に行くことになった。昨日の昼も蕎麦やったやないか、などというのは不粋ってもんだ。
円空なた切り、という平たくてぶっとい蕎麦が有名らしい。でもわたくしが食べたのは普通の天ざる。

いや、美味かったすよ。
あとは東海北陸道名神高速をひたすら走って大阪へ帰るだけ。16時半ぐらいには帰宅できた。
でキュルノンチュエで買ってきた諸々をワイン飲みながらつまんでみたわけだが、いやあこれはイカンね。とりあえずテリーヌが無くなってしまった。困ったもんですよほんと。

飛騨は肉だろ

飛騨の古民家を改装した宿にAirbnbで泊まって肉を貪る宴会をしよう、というバカ企画に良い年をした大人が十人以上も乗ってしまった。まったく、世も末だ。まことに嘆かわしい。
車3台に分乗して飛騨を目指す。わたくしが運転する部隊は茨木を9時ごろに出て名神高速、そして東海北陸自動車道を走り、昼前には岐阜県に入った。途中、郡上八幡で高速を降りて昼メシに蕎麦屋へ行く。蕎麦正 まつい、という店だ。ざるそばと、オプションの天ぷらを注文する。天ぷらは結構なボリュームなので一人前を二人でシェアするぐらいがちょうど良い。

昼食後は下道を走って白川郷へ向かい、深山豆富店で石豆腐というやつを調達する。文字通り石のように硬いのだとか。そのあとは高山へ。キュルノンチュエという、とても覚えられそうにない名前の肉屋へ行く。この店は、店内に試食スペースがあり、3〜4種類ほどの試食セットを人数分出してくる。

かなり美味い。けど、そんなことして大丈夫か。とりあえず、人気商品である白カビ熟成の乾燥ソーセージを購入。他の部隊は、死ぬほど肉を買ってきた。それでしゃぶしゃぶにするとか焼いてみたりとかして貪った。いやあ、美味かった。

連日泥酔してました

今回の出張では八王子に2泊した。今まではずっとR&Bホテルに泊っていたのだが、今回は東横インにしてみた。最近は東京でもヴィアインにばかり泊っているので、実は東横インに泊るのは久しぶりだ。
まあ東横インかどうかというのはどうでも良くて、問題は二晩とも、酔っ払って部屋の明かりを煌々と点けたままで歯磨きもせずに寝落ちし、朝の4時ごろになってやっと電灯を消し歯磨きをしてちゃんと寝る、という体たらくだったということだ。どうしてこういうことになってしまうのだろうか。
そんなわけであまり熟睡できず、何だかぼーっとしている。ぼーっとしているのがいつもの事じゃないか、と言われてしまえはそれまでなのだが、まあとにかくそういうことだ。
とりあえず、新横浜で崎陽軒のポケットシウマイを購入できたので良しとしようじゃないか。

大阪の焼肉屋の方は「や」でなくて「いえ」なんだそうです

八王子に泊まっているので、タチの悪いおっちゃん達と軽く飲みにいくことにした。
豊田駅前にある、星の家という店だ。以前にも一度来たことがあって、ここ焼鳥屋のはずなんだけど魚もなかなか充実してるじゃないか。というか焼鳥はフツーだな。で魚はかなりイケてる。おすすめにカワハギの造りがあったもんだから鼻息荒く注文したら、売り切れって。それじゃあ、ってんでその下に書いてあるヒラメの昆布締め、というとこちらも売り切れ。ショックに打ちひしがれていると、金目鯛ならいけますよ、てことでそいつをもらうことにした。で頭は兜焼きに。

それから炙りしめ鯖も投入。日本酒もなかなかよろしくて、本日の地酒、磯自慢の本醸造にて。もう完璧よね。美味いわー。調子に乗って鶯咲(おおさき)と〆張鶴も行ったった。いやー、ええ塩梅になりましたよ。ま、今日のところはこれくらいで勘弁しといたろ。