野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

たぶんなかなか値下がりしなかったんだと思う

Apple Musicでロキシーミュージックとブライアンフェリーをあれこれ聴き倒しているわけですが。フェリーのソロアルバム“Taxi”、良いですなあ。

Taxi

Taxi

  • ブライアン・フェリー
  • ロック
  • ¥1900
これが出たころ、買おうかどうしようかとずっと迷っていて、いつしか検討リストからも消えてしまっていた一枚だ。うん、そういえばカバーアルバムでしたねえ。カバーだけど、これはもうどう聴いてもロキシーミュージック。“Avalon”路線のね。まあ“Bête Noire”の次でしたからねえ。“Will you still love me tomorrow"とか"Amazing Grace"なんか、へーそうなるんかー、て感じで。ちなみに“All tomorrow's parties”はヴェルヴェットアンダーグラウンドのオリジナルは聴いたことがないのだけど、馴染み深いジャパンのバージョンと聴き比べると面白い。ブライアンフェリーも、聴いてないアルバムってまだまだあるのよなー。

サバ6再訪

ラーメンに半チャーハンをつけるのは、あまり良い考えではないと思う。けど誘惑に負けてしまうのよねえ。チャーハン好きだし。サバ6製麺所のやきめし(サバ6ではこう呼ぶ)ってけっこう美味いし。
はい、またサバ6行ってしまいました。今回はサバ醤油そば

これと半やきめしのセットで。
あ、これ一番人気のメニューかよ!

サバ醤油そば、サバ6一推しだけあってなかなか美味い。あのちょい太めの麺って、この醤油味の方が合う気がするなあ。けど、どちらがより好きかと聞かれれば、やはりサバ塩そばのような気がする。

サバ何ちゃらそば、って言ってるけど、正直どっちもあんまりサバは感じない。美味いんだけども。しかしサバ6の公式ブログ(ファンサイトって書いてるけど、あんたら自分で書いとるやないか)、読んでたらラーメン食べたくなるなあ。中華そばとつけ麺もコンプリートしてみたくなる。それにしても「麺を食べ終わった後は、旨味たっぷりのスープに白ご飯を入れ味玉をトッピング」なんて食べ方を紹介するの、ほんと迷惑だからやめてほしい。次に行ったときに、やらないで済ませる自信がない。

20m以内に収まる感じで

堺東で飲み会があって、開始時間より30分ほど早めに会場近くまで着いてしまったので、隣のビルに入っているヒビノビアでゼロ次会ということにした。
ふだんあまり飲まないESB。そして、ついうっかりウフマヨネーズなんてのまで。

アンチョビソースが美味い。だけど、実は突き出しもあるから、ゼロ次会にしてはこの一品はちょっと余計じゃなかろうか。仕方がないのでもう一杯、IPAも。そんなことしてると、ちょっとお高いめな感じになってしまう。そもそもヒビノビアってゼロ次会向きじゃないのかも。自分の使い方が下手なのを棚に上げて言うけどさ。
飲み会本番は、隣の瓦亭だ。焼肉食べ放題。がっつり食べてしまった。
で、そのまま帰っても良かったのだけど、もう一軒行きましょうよという若者たちに引きずられるように、これまたすぐ近く、ヒビノビアの隣(瓦亭と反対側)にある「ど鉄板アトリエ テッパン。」へ。噂には聞いていたが行くのは初めてだ。生ハム食べ放題が売りの店。ってさんざん焼肉を貪っといて、生ハムはもうええやろ…
結局はそんな感じで、帰宅したのは日付が変わってからだ。ちゃんと淡路で乗り換えたのだな。あんまり記憶にないけど。南茨木で下車、というのは正直ちょっと危なっかしかった。まあとにかく無事に帰宅できて何よりだ。めでたしめでたし。

野菜ラーメンにしときゃ良かった

いやもう連日高槻なんすけどね。今日の昼メシは横綱ラーメンですよ。
んで、キムチチゲラーメンなんてのがあって、いやあこれどうしたもんかな、と思ったけど結局は行ってしまうわけで。
まあ、美味かったですわね、なかなかね。まあ、それなりに辛いですよ、だってキムチチゲなんですから。毛穴もそこそこ開いてね。
で、覚悟はしてたし汗だらだらかくのもしょうがないと思ってたんだけども、お腹痛いんですよ。午後からずっと。なんかこう、しくしくと。いったい誰に対して腹立てりゃいいんだ、ってそれはもう辛いもん食べたらお腹痛くなるの知ってて食べた俺様自身。てのはもう、わかってるつもりなんですけどね… 今朝から何回トイレに行ったことか。
これはナニですか、もう慣れるしかないと。

つまりジェイコブが蒸留を始めたのが1795年ってわけさ

仕事で高槻に行っていた。で昼飯は、今話題のくら寿司で食べた。いや、たまたまですけどね。ちく天ぶっかけうどんと、茶碗蒸しリゾット。何やねん茶碗蒸しリゾットって、と思って注文したわけだが、茶碗蒸しの具としてご飯が入っており、さらに表面にはチーズが少々かかっていた。ううむ。まあ、不味いとは言いませんが、また食べたいかと問われれば、いえもう結構でございます、と。
てか寿司食えよ、一応は寿司屋なんだから、とおっしゃるかもしれませんが、屋号に寿司、という文字が入っていたとしても、くら寿司はいまや、食のテーマパーク。寿司ばかりにこだわってはいないだろう。「アップルコンピュータ」が「アップル」になったように、屋号もいずれ「無添 くら」に変わるはずだ。知らんけど。まあとりあえず、くら寿司はうどんが安くてうまい。そして今日の昼飯代も500円以下だ。ボリューム的には腹八分目といったところだ。なかなか良いではないですか。

夜は梅田で、大学のプチ同窓会といった感じのちょっとした飲み会。ちょっとした、といっても8名も集まったのだから大したものだ。会場は大阪マルビル地下のエイジングハウス1795。熟成肉を食わせる店だ。19時スタートだがわたくしが到着したのは18時半。どこぞでゼロ次会をできるほどの時間はない。しかしぼーっと待っているのも芸がなさすぎる。というわけで店に入ってしまい、バーでビールを引っかけながら残った仕事を片付けた。ちょっとやさぐれた感じで、あんまりよろしくないかな。そうこうしているうちに参加者が次々にやってきた。しかし誰もわたくしには気づかない。そりゃそうだ、まさかそんなところでウォーミングアップしてるなんて思わんだろう。なかなか愉快だ。とりあえずウォーミングアップのビールの勘定をして、何食わぬ顔でたったいま登場した体でやあやあ、などと言いつつ他のみんなに合流した。
飲み放題付きのコースだったが、メインに出てきたステーキ2種類はなかなか美味かった。それにしてもこの店は、熟成肉に対して酒はビールでもワインでもなくバーボン、ことにジムビーム推しなのか?少なくともメニューを見る限り、ワインについてはいかにもやる気のなさそうなラインナップだ。そんなわけでわたくしはハイボールばかり飲んでいた。それもジムビームではなく角ハイボール
エイジングハウスは2時間ほどで出て、分別のある数名を除いてもう一軒行くか、ということになった。こんな時どこへ行けば良いのだ?と少し悩んで、DDハウス方面へ。確かこの辺にバルマルエスパーニャが… と思ったが、ありませんな。あの店、一時期はあちこちで見かけたが、最近はあまり調子よく無さそうだな。てなわけで適当に、薩摩ごかもん、なんて店に。もう飲めたら何でもええんかい、てなもんだが、いやまったくその通り。普段あまり飲まないシークワーサーサワーとかすだちサワーなんてのを飲んだ。そんなことをしているうちに終電の時間が。慌てて撤収し、全員無事に電車に乗れたようだ。面白いことに全員阪急、それも神戸線宝塚線京都線、とええ感じでバラけている。わたくしは0時ちょうどの桂行き準急で帰った。本日確認したところでは、南茨木まで帰るのであれば0:10発の高槻市行きが最終だ。重要なことなのでここに記録しておく。

また「哀しみの」とか言ってるし

ダイアー・ストレイツのアルバムはだいたい聴いた。というような気がしていたけど、全然そんなことないのよ実際のところ。じゃあ今からでも遅くない、いろいろ聴いてみようじゃないか、ってことで"Love Over Gold"。

なるほど。いやあこれまた渋いですな。あまり歪ませてない音で、ほとんどペンタトニック一発の手癖フレーズだけのようなのに、妙に聴かせる、マーク・ノップラーの不思議なギター。わたくしダイアー・ストレイツは"Money for Nothing"から聴き始めているので、マーク・ノップラーのギターはああいう歪んだ音なんだと思っていたけど、あれはかなり特殊なケースで、実は大抵の場合かなり生に近い音で弾いていたんですな。
ちなみにこのアルバムの"Industrial Desease"は"Brothers in Arms"に入っていた"Walk Of Life"に酷似していると思う。いきなりぱっと聴かされたら、区別つかないんじゃなかろうか。どういうわけかわたくしは、こういう「どの曲も同じに聴こえる」というバンドが妙に好きなのだな。あとは"Making Movies"と"On Every Street"も聴いてみなければ。

拘留512日 大学ノート62冊 餃子1日100万個

国家の罠』を読んだら、やはり副読本として『獄中記』も読まねばばらない。いや、読まねばならないのかどうかは知らんけど、何となく。でも、『国家の罠』はすでに2回読んだというのに、あのボリュームに恐れをなして、『獄中記』にはなかなか手を出せずにいた。そういう時にKindleは、少しだけハードルを下げてくれる。ぶっとい外観にビビってしまう、ということはなくなるから。

獄中記 (岩波現代文庫)

獄中記 (岩波現代文庫)

そんなわけで思い切って読んでみれば、やっぱりこれも面白いのだよ。512泊513日にわたる東京拘置所での暮らしについて、事細かに綴られた記録と、弁護団、外務省の後輩、同志社大学神学部時代の友人、等々に宛てたメッセージ。この中でも、弁護団へのメッセージは日を追うごとに長くなっていく。様々な制約が課される拘置所暮らしにおいて、むしろその制約を逆手にとって、娑婆にいてはできない知的活動に専念するなんていうあたり、やはりただ者じゃないよねこの人は。
そういえば同じ東京拘置所に拘留されていたカルロス・ゴーンは「電話もコンピューターもなく、どう自身を弁護できると言うのか」なんて憤ってたらしいけど、ボールペンとノートは使わせてもらえるみたいだし、マサルちゃんみたいにいろいろメモしといたらよかったんじゃないの?後で本でも書いたらどうよ?
ちなみに、これって15年以上前に出た本だけど、今読むといろいろ味わい深い。

私が見るところ、最も危険なシナリオは、「日本の総理大臣は弱い。総理特使を送り、秘密交渉を行っても、その責任をとることができない。日本を相手に交渉する場合、政治家は迂回した方がよい」 との認識をプーチン大統領が持つことです。

とかね。あーあ、どうすんのよ。