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野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

読書

ぶっ飛んでますなぁ

今までは、かなり面白そうな本でも、できるだけ文庫になるのを待ってから買うようにしていた。まず値段が高いだけでなくかさばる(持ち歩くのに面倒だし保管スペースを食う)からだ。しかし最近ではKindleがメインになってしまい(本当は紙の本の方が好きな…

シウマイ食べたい

やたらと食べ物の美味しそうな小説、というのは世の中に数多あるわけだけれども、その中でも『あつあつを召し上がれ』というのはかなりのものなんじゃなかろうか。あつあつを召し上がれ (新潮文庫)作者: 小川糸出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2014/04/28メ…

週に一度は「金龍」で

なんという偶然か。ちょうど『YKK秘録』を読んでいる時に、元自民党幹事長の加藤紘一氏の訃報を聞いた。YKK秘録作者: 山崎拓出版社/メーカー: 講談社発売日: 2016/07/20メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る政治がらみの時事ネタに特別に興味が…

プリムローズ堀江って朱美が住んでなかったっけ?

映画『後妻業の女』が公開になって、書店では原作の『後妻業』が平積み大フィーチャー。前から気になりながら、これまだ読んでなかったな、ということで。後妻業 (文春文庫)作者: 黒川博行出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2016/06/10メディア: Kindle版こ…

でも八代亜紀はちょっと気になる

なるほど、週刊誌の連載か。読みやすいけど、だいぶ軽めだなという感じの『もう、忘れたの?』。もう、忘れたの? (講談社文庫)作者: 酒井順子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2015/02/13メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見るうん、どんな話だっ…

顔を洗って出直してきます

レヴィ=ストロースは、何か社会学や民族学の問題に取り組む前には、カール・マルクスの『ルイ・ボナパルトのブリュメール18日』か『経済学批判』の数ページを読んで気合いを入れていた、と『悲しき熱帯』に書いている(実はよく覚えてないけど… 何度も読ん…

平太は黒糖焼酎がお好き

池井戸潤の『鉄の骨』、600ページ以上のぶっとい長編だが、シアトル ー 成田のフライト中に一気読みだ。鉄の骨 (講談社文庫)作者: 池井戸潤出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/11/15メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 9回この商品を含むブログ (32件) を…

構造・神話・労働

『神去なあなあ日常』の続編、『神去なあなあ夜話』が文庫になりましたね。幸いにしてKindle版も出ている。ということで早速ポチりと。神去なあなあ夜話 神去なあなあシリーズ (徳間文庫)作者: 三浦しをん出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2016/06/03メディ…

焼きとんとかチャーシュー麺とかトンカツとかラフテーとか

あのシャルリ・エブド襲撃事件と同日に発売され、その後フランス国内のみならずヨーロッパ各国でかなり話題になったと言われるミシェル・ウェルベクの『服従』を今頃になってやっと読んだ。服従作者: ミシェル・ウエルベック,佐藤優出版社/メーカー: 河出書…

ジンギスカンも良いけどね

北大路公子大先生の『ぐうたら旅日記 』が文庫化された。残念ながらKindle化はされていない。日本で購入してアメリカまで持ってきてくれ、と妻に依頼しようとしたら、買ったから持っていく、と先に連絡が来た。こいつは一本取られた。ぐうたら旅日記 (PHP文…

屋根板、鉄床、猫の爪

「第二次世界大戦」の4巻を読了。第二次世界大戦 4 (河出文庫)作者: W・S・チャーチル出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2013/02/15メディア: Kindle版この商品を含むブログを見るこれでやっと、あの大著を何とか読み終わったわけだ。いやまことに、…

1000億円て1000円置くんとちゃいまっせ

パナマ文書の一件で「タックスヘイヴン」という単語が有名になった昨今であるが、実は2年ほど前に、そのまんまのタイトルの小説が出ているわけですね。タックスヘイヴン Tax Haven (幻冬舎文庫)作者: 橘玲出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2016/04/12メディア…

炸裂する中沢節

Kindleでは珍しい中沢新一、ということで「日本文学の大地」というのを読んでみた。日本文学の大地 (角川学芸出版単行本)作者: 中沢新一出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川学芸出版発売日: 2015/02/23メディア: Kindle版この商品を含むブログを見るここで「日…

思い出すのは1Q84

読むべきタイミングを逃してはいけない本、というのがあると思う。最近各方面で話題になっている「日本会議の研究」もそのうちの一冊なんじゃなかろうか。幸いにしてKindle版もあるようだし、というわけで。日本会議の研究 (SPA!BOOKS新書)作者: 菅…

方角を持たない鳥井と、彼の受難の年

日曜日の午後、家に引きこもって伊坂幸太郎の「砂漠」を一気読みした。砂漠 (新潮文庫)作者: 伊坂幸太郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2010/06/29メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 73回この商品を含むブログ (169件) を見る主人公の僕・北村、そして同じ…

Qui est Charlie?

2015年1月7日パリ市内で、風刺週刊誌シャルリ・エブドの編集部を、「ムハンマドを侮辱した」として2名のアルジェリア系フランス人が襲撃し、12名を殺害した。 この事件を受けて、世間は一斉にこれを表現の自由に対する挑戦であるとして糾弾し、1月11日には”J…

14品なんてまず無理ですけどね

一人分の料理を作るのは難しい。必ずと言って良いほど量を作りすぎてしまう。一回で食べきれないので、ある程度保存のきくものを作り、複数回に分けて食べるようにしている。しかし毎回おなじものばかり食べ続けるのもしんどい。だからおなじ食材でも違う料…

ギエロン星獣って懐かしいじゃないか

「さらば国分寺書店のオババ」の次は「気分はだぼだぼソース」だな。気分はだぼだぼソース 「椎名誠 旅する文学館」シリーズ作者: 椎名誠出版社/メーカー: クリーク・アンド・リバー社発売日: 2014/01/29メディア: Kindle版この商品を含むブログ (1件) を見…

鉄道も航空もタバコも国営だった時代があるのだよ

最近Twitter方面で、「もしも○○がカップ焼きそばの作り方を書いたら」というネタが猖獗を極めている。 http://togetter.com/li/977696 ○○の中身は、最初は村上春樹だったのが、やれ江戸川乱歩だ太宰治だ司馬遼太郎だと言っているうちに徳大寺有恒とか大藪春…

見るなと言われれば見たくなるのが人情ってもんで

「黒いオルフェ」という映画がある。 わたくしは観たことがないのだけど、妻によれば「なんか、ひどい映画やねん」と。で、どんなストーリーなのか調べてみると、うむ、確かにこれは、何だこりゃ?という感じだ。この映画はギリシャ神話のオルペウスの物語が…

出家されているとは存じませんでした

先日、極道コントの金字塔「極道の妻(おんな)たち」を観て失笑しながらも、これは是非とも原作を読んでみなければ、と思ったのだ。極道(ごくどう)の妻たち (文春文庫)作者: 家田荘子出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2012/09/20メディア: Kindle版この…

あなたと脳と音楽と

だいぶ前(一年ぐらい前?)に書店で見つけて、買おうかどうしようかずっと迷っていた「音楽嗜好症」。やっと決心してKindleでダウンロード購入したのが2月の終わりごろ。そこからしばらくデジタル積ん読状態で、着手してからもなかなか身が入らず、少し読ん…

これでも甘さひかえめなんやでしかし

「空飛ぶ広報室」が文庫化されている。しかもこれはKindle版がない。では紙の本を購入せねば。 ということでこれも先月の日本出張時に入手した一冊。空飛ぶ広報室 (幻冬舎文庫)作者: 有川浩出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2016/04/12メディア: 文庫この商品…

An unsound mind in a sound body

前回日本に出張した時に、Kindle化されてない本をあれこれ買い漁ったうちのひとつが「夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです」だ。夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです 村上春樹インタビュー集1997-2011 (文春文庫)作者: 村上春樹出版社/メーカー: 文藝春…

感動の最終解

「イノベーションの最終解」とはまた大きく出たなオイ、と思いながら読み始めたのは、もう昨年のことだったように思う。ずいぶん時間がかかってしまった。イノベーションの最終解作者: クレイトン・M・クリステンセン,スコット・D・アンソニー,エリック・A・…

そうだ ミュンヘン、行こう。

ハノーファー出張のお供に、「ドイツものしり紀行」。ドイツものしり紀行 (新潮文庫)作者: 紅山雪夫出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/05/28メディア: 文庫購入: 8人 クリック: 122回この商品を含むブログ (16件) を見る ロマンチック街道沿い の各都市、…

もうどこにも逃げ場はない

Kindle本には無料サンプルがあり、最初の10ページほどをお試しで読めるようになっている。で、ふと目についた「チェルノブイリの祈り」というのを読み始めたらやめられなくなり、そのままダウンロード購入。まんまとハメられたわけだ。チェルノブイリの祈り―…

だからヨーロッパって一筋縄ではいかないの

「ヨーロッパものしり紀行」、いよいよ本命の<くらしとグルメ>編でございます。ヨーロッパものしり紀行―くらしとグルメ編 (新潮文庫)作者: 紅山雪夫出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2003/04/24メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 28回この商品を含むブログ…

とりあえずあの人なんとかしてもらえませんかね

またまた「ヨーロッパものしり紀行」、今度は<神話・キリスト教編>ですな。ヨーロッパものしり紀行 神話・キリスト教編 (新潮文庫)作者: 紅山雪夫出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2003/03/28メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 11回この商品を含むブログ (…

オダジマ白熱教室

成田からシアトルへのフライト中に読んだ、ということは読み終わってから二週間も放置していたのか。やれやれ。はっきり言ってどうでも良いような連載ばかりの日経ビジネスオンラインにおいて、唯一異彩を放っており、またわたくしも楽しみにして読んでいる…

スウェーデンにも公安警察があるのですね

「ミレニアム2 火と戯れる女」が、おいおいそんなところで終わるのかよ、という感じのラストだったのでしかたなく、いや、そのまま勢いに乗って「ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士」になだれ込んだ。ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士(上・下合本版) (ハ…

名探偵カッレ君の恩返し

「ミレニアム」シリーズの第2弾、「火と戯れる女」を読んだ。ミレニアム2 火と戯れる女(上・下合本版) (ハヤカワ・ミステリ文庫)作者: スティーグ・ラーソン,ヘレンハルメ美穂,山田美明出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2012/08/01メディア: Kindle版この…

なんでこんなタイトルなんだろう?

むかし「細雪」を読んだ時に、さんざん雅なことを書いておきながら、最後は「下痢が止まらなかった」てな話で終わっていることに驚愕したものだ。「流」においては、初っ端から中国で便意を催して崩壊寸前の掘っ立て小屋みたいなところで用を足そうとする(…

UFO美味いよね

宮藤官九郎、いわゆるクドカンのエッセイ。「いまなんつった?」なんてもう、タイトルだけで面白そう。さすがクドカン。 いまなんつった?作者: 宮藤官九郎出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2013/11/15メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る なんて…

陽気じゃなくても回るけどね

異能の4人による銀行強盗チームが銀行を襲って逃走中、現金輸送車強盗犯のグループに金を奪われる。と、ちょっとみただけで何だかやたら面白そうな「陽気なギャングが地球を回す」。陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)作者: 伊坂幸太郎出版社/メーカー…

よくわからんけど何だかすごい

何だか最近あまり本も読めておりませんが。久しぶりにドラッカーでも読んでみるか、ということで「ポスト資本主義社会」など。ドラッカー名著集8 ポスト資本主義社会作者: PFドラッカー出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2012/09/14メディア: Kindl…

こんなラジオ番組大丈夫なの?

何かKindleで気楽に読めるようなもんがないかな、と探してみたら「むかつく二人」というのが見つかった。むかつく二人作者: 三谷幸喜,清水ミチコ出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2014/07/04メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る なんと、三谷幸喜と…

欧州アースダイビング

「ヨーロッパものしり紀行」、今度は<城と中世都市>編。ヨーロッパものしり紀行 城と中世都市編 (新潮文庫)作者: 紅山雪夫出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2004/04メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 2回この商品を含むブログ (2件) を見る 好きな人はめっ…

恐るべき子供

うちには、三島由紀夫の「ラディゲの死」が二冊ある。ずいぶん昔(たぶん大学生の時ぐらい)に読んだのをきれいさっぱり忘れて、また買ってしまったのだな。 というのもすでに20年以上も前の話なのだけど。その後また読み直しているから、実は「ラディゲの死…

キレンジャーがいない

ついに出ましたねぇ、「色彩を持たない田崎つくると、彼の巡礼の年」の文庫版。色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 (文春文庫)作者: 村上春樹出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2015/12/04メディア: 文庫この商品を含むブログ (4件) を見る高校の頃に…

映画も観てみないとね

西川美和?どなたさんでしたっけ?てな感じで、何も知りませんでした、あいすみません。映画監督であり、脚本家でもある。しかし残念ながら、その作品は一度も観たことが無い。それでも、十分に楽しめる。「映画にまつわるXについて」というタイトル通り、X…

建築様式の名前って悪口ばかり

「ヨーロッパものしり紀行」なる本を貸していただきまして。いくつかのシリーズがあるようなのだけど、まずは「建築・美術工芸編」から。ヨーロッパものしり紀行―建築・美術工芸編 (新潮文庫)作者: 紅山雪夫出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2003/07メディア:…

はじまりは路上ゲロ

よく知らなかったのだけど、ベルンハルト・シュリンクって有名な作家だったのか。ベストセラーになったという「朗読者」を読んでみた。朗読者 (新潮文庫)作者: ベルンハルトシュリンク,松永美穂出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2003/05/28メディア: 文庫購入…

Va bene?

「最後はなぜかうまくいくイタリア人」なんてもう、タイトルだけで面白そうな本を貸してもらったので、正月は平和にぷぷぷと笑いながらこれを読んで過ごした。最後はなぜかうまくいくイタリア人作者: 宮嶋勲出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2015…

ヴァンゲル家の一族

いずれ読んでみなければな、と思っていた「ドラゴン・タトゥーの女」に、ついに手を出した。 ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女(上・下合本版) (ハヤカワ・ミステリ文庫) 作者: スティーグ・ラーソン,ヘレンハルメ美穂,岩澤雅利 出版社/メーカー: 早川書…

大阪城を作ったのは大工さんなんだぜ

出張中にもう一丁、これまたKindleに仕込んでいた「国家のエゴ」を途中まで読み、残りを本日読み終わったところ。国家のエゴ (朝日新書)作者: 佐藤優出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2015/09/07メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 実は日本…

若くなくても良いそうですよ

昨夜(というか今朝)タコマ空港に着いたのは午前2時過ぎ。パーキングのレシートを見たら出庫時間は2:33amになっていた。で結局ホテルにたどり着いたのが3時過ぎ。それからビール一杯飲んだりして、何やかんやで寝たのはもう4時半を回っていたかと思う。で8…

デイブがデブでなくなった話

ぜひこれを読んで試してみてください!と日本から出張してきたK君が「シリコンバレー式 自分を変える最強の食事」なんていう本を持ってきた。いや、そんなのあんたが自分で試しなさいよ。俺様はどうもこういうの苦手なんだよな…シリコンバレー式 自分を変え…

実は経済学あんまり関係ないよね

先日「フリー」を読んだのは、「評価と贈与の経済学」の前に読んでおいた方が良いような気がしたから。評価と贈与の経済学作者: 内田樹,岡田斗司夫 FREEex出版社/メーカー: 株式会社のぞみ発売日: 2013/03/16メディア: Kindle版購入: 2人 クリック: 2回この…

縄文vs弥生とか

ビザ面接の待ち時間に読もうとしたけどもまったく頭に入ってこなかった「歴史を考えるヒント」を、先週の羽田 - ミュンヘンの長時間フライトで一気読みした。歴史を考えるヒント (新潮文庫)作者: 網野善彦出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2012/08/27メディ…