野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

鼻をつまみながらも

Charは昔、アイドルだった。
「CHARACTER」っていうのは、だいたいそんな時期の曲ばかり集めたベスト盤みたいなもんだ。山口百恵のベスト盤とセットで購入。

CHARACTER

CHARACTER


CharといえばSmoky、というぐらいに有名な曲だがこのころの録音はあんまり好きではなくて(悪くはないのだけど)、デビュー25周年だかのころに出したサイケデリックス版が最強と思っていた。が、どうやらSmokyのオリジナル版と思っていたのは、シングルバージョン、もしくはUSJバージョンだったらしい。1stアルバムに入っていた「本物の」Smoky、実はサイケデリックス版に負けず劣らず、ヘヴィでカッコええということにこのベスト盤を聴いて気付いた。「闘牛士」もおそらくアルバム収録バージョン。このあたりの曲は結構、いったん下茹でをして歌謡曲テイストを抜いたあとで、カリカリに「ロック」なテイストで仕上げてあるので、とても良い感じに仕上がっている。
なのだけど、「Girl」とか「ふるえて眠れ」というあたりの曲では歌謡曲テイストが抜けきらず、どうにも気持ち悪くて我慢ならない。最悪なのは、ボーナストラック的な扱いで収録されている「BLUE CHRISTMAS」だ。誰がフランク永井やねん。
個人的には「Navy Blue」がギリギリのライン。Charがこのへんの曲を歌っていたのは、だいたい僕が小学生ぐらいの時だったと思うけど、当時はやっぱりどうにも気持ち悪くて好きになれなかった。ギター小僧だったらどうかわからないけど、裸の上に直接ジャケット着るミュージシャンなんて、クールじゃないと思っていたんだなきっと。
とりあえず、ちょっと臭みを抜いてiPodに仕込んでおきました。