iPhone 5sについては、相当なリーク情報が出回ったことにより、発表前からかなりの精度でそのスペックについて世間に知れ渡っていたと言える。それでもいくつかは、事前の予想と異なる部分がある。そのうちのひとつがストレージ容量だ。今回ストレージ容量128GBのモデルがラインアップされることは、ほぼ確実視されていた。ムーアの法則に照らしてみても、何もおかしなことではなかったはずだ。しかしながら実際には、前機種までと同様、最大容量は64GBで据え置きとなった。
どうしてくれる。わたくしのiPhone 4S、もちろん64GBモデルだが、ストレージの残り容量はすでに8GBを切っているのだ。なぜそんなことになるのか。理由は簡単で、オーディオデータの入れ過ぎだ。CDを買って帰ったら、とりあえず母艦のMacでiTunesにキャプチャし、すべてのライブラリを何も考えずにiPhoneにコピーしている。そのような放縦の結果が、今のような事態である。それに追い打ちをかけるかのように、例によって「期間限定セール」に釣られてグールドの6枚組を買ってしまった。
Glenn Gould Plays Beethoven: Piano Sonat
- アーティスト: Glenn Gould
- 出版社/メーカー: Masterworks
- 発売日: 2012/08/28
- メディア: CD
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いつもの790円グールドどころの話ではない。グールドによるベートーヴェンのピアノソナタが1,790円でほぼコンプリートできるとなれば、やはりこれを放置するのは難しいというものだろう。
この6枚組は、
No.1-No.3、およびNo.15の2枚組(なんでこんな組み合わせになってるんだ?)
No.8「悲愴」、No.14「月光」、およびNo.23「熱情」の「3大ソナタ」
No.5-No.7
No.8-No.10
No.12およびNo.13
No.16-No.18
No.30-No.32
以上、7つのアルバム(2枚組を含むので8枚)に相当する。3大ソナタと後期ソナタのCDはそれこそ790円グールドで買ってすでに持っているが、それでも5つのアルバムが一気にそろうわけだから、これはお買い得だろう。しかしハンマークラヴィーアが入ってないのは惜しいな。録音が無いわけではなさそうなのだけど。
とにかくそんな事情なので、しばらくはグールド漬けになりそうだ。とりあえずNo.17「テンペスト」を聴いて、第3楽章の高速ぶりに苦笑したところ。9/25でグールド生誕81周年となるので、グールド祭りを開催しようと思う。