野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

タワーレコードについてつれづれなるままに

先週末、久しぶりに心斎橋のタワーレコードに行ったら、随分と各フロアの内容が変わっていて、ちょっと驚いた。詳細は忘れたけど、ジャズ、クラシック、ブルーズ、カントリーなんぞを十把一絡げで1フロアに、そしてDVDと洋楽ROCK/POPもひとまとめ、そしてHIPHOP、レゲエ、といったあたりをひとつのフロアで展開、とだいたいそんな感じだ。言ってみれば、このフロアはアメリカ村の住民を戦略的にターゲティングし、彼(彼女)らにとってのワンストップCDショップにしようとしているのではないだろうか。昔は大阪でタワレコといえば、心斎橋しかなかったけど、今では梅田マルビルにも茶屋町NUにも、そして難波の駅前にもあるのだ。これだけ同じタワーレコードが乱立すれば、それぞれの店のカラーを出すのは当然だろう。
そういやアメリカのタワーレコードって、ちょっと前に倒産したよな(正確には親会社のMTSが破産法を申請した、ということらしい)、と思って調べてみたら、日本のタワーレコードって、2002年にはもう完全に独立した会社になってたのね。WAVEをグループにしてたのは知らんかった。パルコと資本提携、っていうのはまぁそうかなと思ったけど。パルコにはよくタワレコが入ってるもんな。2004年度(2月決算とはまた変則的な)の年商は703億円。よくわからんが、がんばってるんだろうなあ。
大手のCDショップ(長い間この呼び方には抵抗があって、ずっと「レコード屋」と言ってたものだが、最近やっと馴れてきた...)といえば、HMV、ヴァージンメガストア、そしてタワーレコード、ちょっと規模がおちてJEUGIAに新星堂といったところか。この中ではやっぱりタワーレコードが一番好きで(こう言っちゃ何だがHMVなんて、はっきり言ってデカいわりに大した事ないと思う)、特に用事がなくてもつい寄ってしまう。なんというか、店内のCDが「買って買って」と呼びかけてくるパワーが、この店はなぜだか一番強いのだ。そして、昔はアメリカ村のタワレコが最もそのパワーが強く、そして最も危険な店だった。でも、今はもう...
ああ、こんなどうでもエエ話を長々と。