野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

武士は食わねど高楊枝

ほぼ1日の通勤の往復だけで「国家の品格 (新潮新書)」を読んでしまった。ほとんど一気読み。「ドラッカーの遺言 (講談社BIZ)」も良いが、こっちの方がよっぽど「全日本人必読!」だ。

国家の品格 (新潮新書)

国家の品格 (新潮新書)


この人、「博士の愛した数式 (新潮文庫)」の解説を書いてた人だな。数学者だそうで。数学者でありながら、「論理だけでは何も解決できない」と言い切る。「論理の出発点をどこに置くかが問題だ」うーむ、なるほど。目からウロコだ。
「小学生に英語なんて教えてはいけない。まずは日本語の読み書きをしっかり習得し、本をたくさん読むべきだ」まったく同感です。ただまあ、小学生ぐらいからネイティヴ・スピーカーと接触するのは良いことだと思うけどね。大きくなってから不必要にビビらなくてすむし。
とにかく、この本はわれわれ迷える日本人を勇気づけ、姿勢を正させる素晴らしい本だと手放しに絶賛しておこう。