野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

チャイは賄賂のことらしい

今までに読んだアフリカ関係の本でもっとも詳しかったのが、「ガダラの豚」。今回読んだ「アフリカ日和」は、さらに詳しい。そういえば「アフリカの蹄 (講談社文庫)」っていうのもあったけど、あれは南アフリカ(と思われる国)の話だった。この本の舞台はケニア。

アフリカ日和

アフリカ日和


面白い本だけど、たぶん僕はアフリカ(少なくともケニア)には住めないなぁ。著者の早川さんはもと添乗員で、旅行中にアフリカに魅せられ、そのままケニアに居着いてしまったという人。ケニアの田舎と都会、金持ちと貧困層、表と裏、美しい部分と醜い部分、ありとあらゆる事が書かれている。だけど「こりゃたまらんなぁ」というのが正直な感想だ。普通の人は、だいたいそうじゃないかと思う。それでも、ある一定の割合で、早川さんみたいな人がときどきいるわけだ。すごい人だと思う、実際。