野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

センター入試考

先週の土・日と、全国的に大学入試センター試験だったわけで、受験生の諸君においては、大変ご苦労であった。さて今回も、英語リスニングの試験では、400人以上の受験生がICプレーヤに関して何らかのトラブルを訴えていたようだ。受験者の総数は55万人で、そのうち全員が英語リスニングを受験するわけではないということを考慮に入れても、ICプレーヤの不具合発生率は0.1%以下ということになる。この数字を大きいと見るか、小さいと見るか。この中には操作ミスなんかも結構含んでるんだろうし、個人的には決して大きくは無いと思うがどんなもんだろうか。「通常の品質管理における管理幅は、±3σであり、管理限界から外れる確率は0.27%である」のだそうだ。実際、最近の民生品の初期不良率なんて、こんなもんじゃないの?これ以下の不良率でICプレーヤを作ったりしたら、できなくはないだろうが、コスト的にとても全受験生に配布するなんて出来なくなると思う。この「個別音源方式」に関して、大学入試センターは当初「メーカーが出荷前に1台ごとに振動検査を行い、電池も新品を入れているため、途中で動かなくなる事態は考えられない」と言っていたそうな(Wikipedia参照)。責任者出てこいやコラ。
それにしてもこのICプレーヤ、どこのメーカが作ってるんだろう。個別音源方式が導入された背景には、大学入試センターとどこぞの業者に癒着があったんじゃないかと勘ぐってしまったりもするのだ。