野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

何なんや一体

北堀江にある雑貨屋、ART HOUSEの一角で、なんとも不気味なものを見かけてしまった。不気味なのだけど、僕の心を鷲掴みにして放さないというおそろしい代物で、結局それらの中から長考の末にひとつだけ選んで、購入してしまった。それが今日の写真。
これは、はにわ作家・松江直樹氏の作品だ。これを(いや、これだけでなく店内に展示してあったその他の作品すべて)「はにわ」と呼ぶことに関しては、どうも疑問を呈さずにはいられないのだが、一方でそれらに激しく心惹かれてしまうということも認めざるを得ない。
写真の作品は、「タコヤキ」らしいのだ。でもはにわだから、当然「顔」がある。観念的な意味ではなく、フィジカルに。「タコヤキ」は何個かあったのだが、この個体は他と少し違っている。何が違うのか?なんとこいつは「ビフタネン」なのだ。そう、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズでマーティ・マクフライをいつもシバキ倒している、あの「ビフタネン」だ、多分。ではなぜこれが「ビフタネン」なのか?答えは簡単、写真では死角になってしまって見えないのだが、こいつの後頭部には「ビフタネン」と書いてあるのだ。
ちなみにこれは、あまり不気味では無い、比較的無難なものを選んでいる。我ながらなんと根性の無いことか、と思うが。