野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

ああそうだったのか

昨日は中島らも氏の命日だった。あれからもう3年か。8月1日まで、心斎橋アセンスのギャラリーで「中島らもてん 『らもん's』」を開催中だ。数々の写真、直筆原稿、愛読書、楽器のコレクション、などなど。
今日の朝刊で偶然知って、行ってきた。会場に「らもクローン」(すべて見学者)が数名いて、まず度肝を抜かれた。長髪に帽子、サングラス。君らなあ、安直すぎるぞ。まあ気持ちはわかるがな。
直筆原稿のあの筆跡は、知ってたな。見たことがある。「啓蒙かまぼこ新聞」のイラストなんか、自分で書いてたんだよな。
楽器コレクションの中に、トルコの民族楽器サズがあった。これは確か、何かのTV番組でBAHOの二人が訪ねていったときに披露してたやつだな、多分(その中でらもさんは「サズ」ではなく「サスゥ」と発音していた。どっちが正しいのかは知らない)。
ありがたいことにYouTubeで見られる。リンクを貼付けておこう。(はてなのビデオキによる埋め込みができないのはちょっと残念)
http://www.youtube.com/watch?v=q8LsG7zPzuk
これはかなり抱腹絶倒だった。
会場には、らもさんの子供時代から、学生時代、印刷会社の営業マン時代、コピーライター時代、…と実に色々な写真がごちゃごちゃに展示されていた。それらを見ているうちになんだか泣けてきたので、そそくさと逃げるようにして会場を後にしたのだった。