広告で見たり、あるいは店頭で見かけて妙に気になっていた本がある。ガルシア=マルケス(この名前も、どうも気になる)の「百年の孤独」だ。なんと、1967年の作品、わたくしと同い年だ。
百年の孤独 (Obra de Garc〓a M〓rquez (1967))
- 作者: ガブリエルガルシア=マルケス,Gabriel Garc´ia M´arquez,鼓直
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/12
- メディア: 単行本
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先日購入して、読んでみた。
ひとことで言うと、常軌を逸した物語だ。あまりに無茶苦茶だ。こんな話があって良いのか。
普通ならそれだけでひとつの小説になりそうな、奇怪なエピソードが、次から次へと何の謎解きも説明もなく、畳み掛けるように、しかし淡々と語られていく。あまりにも不思議で、哀しくて、滑稽で、馬鹿げたストーリーが。
その強烈なインパクトに圧倒され、ただ翻弄されるように読んだ。
間違いなく、忘れられない一冊になった。