野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

自然の脅威

仕事帰りに、今から帰りますと自宅にメール送信したら、茨木界隈は豪雨である、と返信が来た。少なくとも堺周辺においては、そのような気配はまったく無い。まあ一時的なもので、茨木まで辿り着くであろう約1時間後にはすっかり雨もあがっているはず、と特に気にもしなかった。なるほど天下茶屋駅に入ってくる電車の窓は、雨で濡れた形跡がある。
天六を過ぎて地上に出たとき、雨は降っていなかった。淡路を経由し、上新庄を過ぎても降っていなかった。相川を過ぎたあたりでは、ちょっとポツポツ来てるのかな、と思った。正雀駅を出て少し走ったところで、暴力的なまでの豪雨に出くわした。何故?
南茨木駅周辺は本当に豪雨だった。おそらくこれが昨今世間を騒がしているところの「局地的な豪雨(突風・落雷を伴う場合あり)」というやつだろう。南茨木に到着したのは午後10時前だったが、なんでも夕方ぐらいからずっと降り続けていたらしい。駅の出入り口付近、そして阪急ファミリーストアの店内は、豪雨で足止めを食らった人々で溢れ返っていた。阪急ファミリーストアを5分ほどうろうろし、雨が止むのを待ってみたが、一向に止む気配はない。むしろ雨脚は強まるばかり。
これでは埒があかん、致し方なかろうと勝負に出た。すなわち、阪急ファミリーストアで45Lのゴミ袋税込み103円也を購入した。カバン、上着、靴など濡れると具合の悪いものをゴミ袋に入れ、自転車で豪雨の中を強行突破だ。もちろんずぶ濡れだ。しかし下手にショボい折りたたみのカサなんぞでちまちま濡れながら帰るよりはよっぽど潔い、むしろ爽快ですらある。肉を切らせて骨を断つというやつだ(違)。
問題は靴を履いていないことだ。もう夜だからわからんだろう、と靴下裸足で自転車に乗って帰ったわけだ。気をつけないと、変質者と間違われたするのはあまり愉快ではない。
それにしても今日は穿いていたのが普通の綿パン(濡れてもあんまり残念ではないような)でよかった。これがあまり濡らしたくないような、割とちゃんとしたウールパンツだったりしたらエラいことだ。さすがにズボンを脱いで自転車に乗るだけの度胸は、残念ながら持ち合わせてはいない。
それにしても、あれだけの雨が降ったのに全然涼しくならんな。