「ローマ人の物語」シリーズ、単行本ではXI巻に相当する「終わりの始まり」を読み終わった。
- 作者: 塩野七生
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2007/08
- メディア: 文庫
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哲人皇帝マルクス・アウレリウスが死に、その後を継いだ実子コモドゥスも失政により暗殺される。教科書によればここから「軍人皇帝の時代」が始まるらしい。コモドゥス暗殺後のすったもんだの挙句に皇帝になった元属州総督セヴェルスは軍団兵の待遇を改善する。これは帝国の軍事政権化につながり、長期的に軍事費が増加していって、帝国の財政を圧迫する。そして結局、これが帝国が衰退していく原因になったというわけだ。
大丈夫か、ミャンマー。