野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

青黄な粉て何や

今日は日曜日だというのに午後からずっと雨。そんな中、茨木クリエイトセンターにて行われた「ゆきち亭寄席」へ行ってきた。例によって、三代目桂歌之助の落語会だ。
開口一番は桂とま都による「子ほめ」、これは昨年摂津市民ホールで催された桂雀々独演会において歌之助さんもやった噺だ。なんでも米朝一門はかならずこの噺をするのだとか。といいつつ先代の歌之助師匠はやったことが無かったとか。どないやねん。
次は桂三幸、彼の師匠である桂三枝による創作落語「宿題」。これはオモロイなあ。また機会があれば、三幸さんの落語もぜひ繁昌亭あたりで聴いてみたい。ちなみにわたくしはツルカメ算はできません。
そしていよいよ歌之助さんの登場で「貧乏花見」、いやあ、この季節にぴったりの噺ですなあ。貧乏を笑い飛ばすパワフルさとポジティブな発想が良い。さらに仲入り後は「茶の湯」、これも面白い。歌之助さんは本当に顔が面白い(というとちょっと失礼な感じがするが…)。長屋の三人が家主の隠居に呼ばれて茶を振る舞われるシーン、セリフはほとんど無いのだがあの表情だけで抱腹絶倒だ。
ゆきち亭もこれで七回目のようだが、徐々に観客動員数も増えてきて、前回ぐらいからクリエイトセンター和室の畳のスペースに入りきらず、板の間で聴く人(前回は俺様もそうだったのだが)も出てくる始末。次回は予約のみになるかも、とのこと。すごいですな、歌之助師匠。