野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

てんつてんてん

最近はほぼ毎日のように夏日が続き、まだ5月だというのにどうしたものかと思っていたら、今日はまた寒かったこと。

つい先日、京都の伏見に行った(5月5日のエントリ参照)際に立ち寄った「伏見夢百衆」では、毎月第2土曜日に桂米朝一門の若手による落語会「伏見 酒蔵寄席」が催されるらしい。おっ、と思ってよく見ると、本日5月10日はあの桂歌之助さんがでることになっている。さらによく見ると、「利き酒会付き」とありますがな!
これを逃す手は無い。前回伏見に行ってから一週間も経っていないがそんなことはおかまい無しで本日、行ってきた。
出演は、桂さん都、桂歌之助。落語そのものは一時間とややコンパクトで、さん都さんが「動物園」、そして歌之助さんは「軒付け」。いやはやどっちも本当に面白い噺だった。「軒付け」で執拗に繰り返される、三味線の「てんつてんてん」、そして「うなぎの茶漬けは?」というボケがたまらん。
利き酒でいろいろと飲んでみたが、その中ではなんだかふつーに月桂冠が美味いなあ、と思ってしまった。あとは松本酒造の「桃の滴」もけっこう良かったなあ。というわけで180mlのミニボトルを一本購入。それから、利き酒に添えられていた漬け物がこれまた美味かったので、一緒に購入。
さて伏見夢百衆を出たあとは、「鳥せい本店」で焼鳥を食うたろ、と思っていたのだが、午後9時前という時間帯にも関わらず(いや、その時間帯だから、というべきか?)、待っている人多数。なのであっさりあきらめて、もう少し伏見桃山の駅に近い方まで行って、別の焼き鳥屋に入った。
この店はなかなか良かった。店に入ったとき、店内がガラガラで、大丈夫かいなとちょっと心配になったが、ナンコツも皮もつくねも美味。僕は初めて行く焼き鳥屋では、前記の3点を必ず注文する。これらを食べれば、その店が大体どんなもんかわかる。て何かエラそうっすか?
というわけで焼鳥は良かったけど、置いてる「地酒」の中に伏見の酒がまったく入っていないというのはこれいかに。ええと、「八海山」を2杯ほどいただきました。大変結構でした。