野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

ドライミスト作動開始

今年の夏休みも、よく遊んで、よく食べて、よく飲んでるなあ。
今日は、天満天神繁昌亭にて行われた「桂歌之助独演会」へ行ってきた。
前座は桂吉之丞さんの「犬の目」だ。この人の噺は以前ゆきち亭でも「時うどん」を聴いたが、キレが良くて結構好き。
歌之助さんは今回「看板の一」、「七度狐」、そして「次の御用日」の3席。さらには曲芸に歌之助さん自身による踊り(「紀伊の国」)と盛りだくさん。
長過ぎて今は誰も通してはやらなくなってしまった「東の旅」という超大作、その出だしの部分(「発端」)とそれに続く「七度狐」が今日は披露された。東の旅の発端、確かに何を言っているのかさっぱりわからんが、でもあの名調子は聴いてて気持ちが良いものだ。
そして「次の御用日」、聴いてるだけで喉が痛くなってきた。どんな噺かは知っていたが実際に聴いたことはなく、あの「アーッ」という声をどういう風に出すのだろうと興味があった。これは色んな人の噺を聴き比べてみたい気がする。
それにしても歌之助さん、今までのところ毎回必ず聞いたことの無いネタが出てきている。あのクラスの噺家として持ちネタが多いのか少ないのかわからんが、単純にすげぇと思ってしまうのだった。