もうちょっとで半分だ。「三国志〈6の巻〉陣車の星」を読み終わった。
- 作者: 北方謙三
- 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
- 発売日: 1997/08
- メディア: 単行本
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いよいよ、諸葛亮孔明の活躍が始まった。なるほど、戦略というのはこういうものだ。後半はかなり、血湧き肉踊る系だ。孔明の作戦により、曹操の軍勢に追われるふりをして江陵に誘導する劉備軍。その際に張飛の従者王安が死んでしまう。なんてこった。それについての張飛のコメントはあまりなく、牛を解体して肉など焼いているのが、却って何とも哀しみを誘うじゃないか。
そのあんまりな物言いに腹を立てて名医・華侘を殺してしまった曹操の、持病の頭痛が今後どうなるのかも気になるところだ。