「三国志 (8の巻) 水府の星」読み終わった。
- 作者: 北方謙三
- 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
- 発売日: 2002/01
- メディア: 文庫
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周瑜が死んでしまったなあ。あれは結核だろうか。だとすると幽は大丈夫か。
おまけに荀イク(漢字が出ない)は服毒自殺するし、ホウ統(これも漢字が出ない)にいたっては流れ矢に当たって死んでしまうし。クールな荀イク、結構好きなキャラクタだったのだけど。
それはまあ置いといて、張飛の野戦料理!これ、良いねえ。ぜひ食べてみたい。誰かやってくれないかな。…とはいうものの、豚を一頭つぶすわけで、ある程度人数を集めないと成り立たない。だいたい奴らって、誰かが来たら、それをもてなすのにはまず酒と肉なんだもんな。
本題(?)に戻ると、今回の動きはわりと劇的だと思う。赤壁で周瑜が曹操と戦っている間に劉備が制圧した荊州南部を返還するよう、孫権が要求してきた。北方から曹操の脅威があり、劉備とは共闘しなければならないところに、あえて言ってくる。これでいつまでも揉めていては、孫権、劉備が共倒れになるということを見越しての瀬戸際戦術だ。孫権のこのやり方、ずいぶんと評判が悪いが、五斗米道制圧の援軍と見せかけて益州を手に入れてしまった劉備だって、あんまり人のことは言えないと思うな。結局は、「乱世である」ですべて片付けられてしまうわけだ。何ともはや。