野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

豪雨・急流・濁流

29日、30日と一泊二日で、郡上八幡へ旅行に行ってきた。
朝9時ごろに家を出て、名神高速を走り、一宮JCTから東海北陸自動車道へ。郡上八幡ICまで3時間ほどだ。昼過ぎには郡上八幡に着いた。が、豪雨だ。「清流と名水の城下町」もこの雨では…

街中を流れる吉田川にかかる新橋は、子供たちが度胸試しとしてそこから川に飛び込むのが名物になっている。が、この豪雨で増水し、強烈に流れが速くなってるところに飛び込んだりしたら死ぬぞ。
とりあえずは「博覧館」を見学。郡上八幡は「郡上おどり」で有名だが、その郡上おどりの実演もあったりして、説明するおねいさんが手慣れた感じで調子良く、これが意外と面白い。
そばの「平甚」かうなぎの「美濃錦」が評判が良いようなので、そのいずれかで昼食を摂ろうと思っていたが、大変に運のよいことにいずれも定休日だった。致し方ないので、土産物屋の2階にあるレストランで「じねんじょそば」と「あまごそば」を食べた。あまごは名物だからな。まあにしんそばみたいなもんだな。
昼食後は、美山鍾乳洞まで。入場券を買おうとすると、「すみません今は入れません…」と。なんと、停電があったらしい(豪雨のせい?)。が、じきに復旧し、鍾乳洞へ。タイミングを間違ったらえらいことになるところだった。

鍾乳洞の出口は、少し高いところにある。そこから周囲の山を見渡すことができ、本当は御岳山も見えるはずなのだが、この天気では…
街中まで帰ってきて、宿にチェックインした。「みはら屋」という旅館だ。建物は古いがなかなか味があってよろしい。川沿いに建っており、窓から吉田川が見える。それから周辺を少し散策してみた。狭い石畳の道沿いに用水が流れる、非常に風情のある「やなか水のこみち」という一画がある。

生憎の雨ではあるけれでも、これはこれでまた風情がある… のだが、用水を濁流が轟々と流れる様はまあ、なんと申し上げてよろしいのやら。

「いがわのこみち」もやっぱり泥水…
小一時間ほど散策した後に、宿の斜め向かいにある鉄板料理の店「泉坂」で夕食。牛肉の朴葉焼き、とうふ田楽、まいたけの味噌焼き、などなど。気づけばみんなネギ味噌味だ。
宿に帰って、風呂に入って、また軽く一杯やってから寝ようとしたが、いやはや吉田川の流れの騒々しいこと。