野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

のん氣にくらしなさい

帰省中に、一族郎党で境港の「水木しげるロード」へ行くことになった。前日に、移動のために長距離を運転したばかりだが、鳥取から境港までの100km強をまた運転したわけだ。
この日は飲み会の予定があるのだ。18時スタート。そこから逆算すると、朝9時ぐらいには家を出ないと、ちょっと厳しい。
と言ってみても詮無いこと。俺様の都合で一族郎党・老人と幼児を含む総勢13名様が動いてくれるわけではないのだ。結局出発できたのは10時だった。そして、何だかんだで境港についたのは午後1時半。ひぇっ。午後2時ぐらいには帰路につかないと、ちょっとキビシイんですけど。
昼食は、回転寿司。いやいや回転寿司だからと言って侮れないのだ。鳥取県内にチェーンを展開する回転寿司「すし若」は、リーズナブルな値段でネタが新鮮なので大人気だ。今回行った「お魚天国 すし若 竹内団地2号店」はこれまた大変な人気で、午後1時半でもかなりのにぎわいで、相当待たされることになりそうだった。すでにこの時点でわたくしはかなり参っており、たった今着いたばかりであるにもかかわらず、そのまま寿司はあきらめて帰路に着いてしまいたいところだった。実際、一人だけだったらさっさと他所でラーメンでも食べて帰っていたところだろう。しかし一族郎党の中でそんな勝手なことは許されない。じっと待つこと30分、我々の順番は永遠に回ってこないのではないかとさえ思われていた順番待ち客の長いリストは、この俺様と同様にイラチもしくはヘタレな客による無言のキャンセルにより奇跡的なスピードで消化されて行き、ついにご案内となった。うむ、待たされただけのことはある。鰺も中トロもエンガワも、大変に結構である!カンパチがなかったのは残念だけどな。
そんなこんなで昼飯を食べ終わったのはもう午後3時だ。アカンぞ、もう本当に間に合わんぞ。と言いつつもとりあえず水木しげるロードへ。
おお、これが水木しげるロードか。そうか。よくわかった。じゃあ俺様は帰るからな。と、炎天下を1km歩くのに難色を示す父親(77)とともに戦線を離脱することにした。それではみんな、ごきげんよう。しかし俺様はナニか、境港くんだりまで回転寿司を喰いにきたわけか。
帰路は、結構がんばったつもりだが力及ばず、やはり3時間ほどかかってしまい、家に帰ることができたのは午後6時を30分ほども回っていた。というわけで飲み会には約45分遅れでの参加と相成った。
子供や年寄りと行動するときは、ぎちぎちのスケジュールなんて組むもんじゃない、という教訓でありました。