いつもより薄い「グイン・サーガ」シリーズを書店で発見。
第130巻、「見知らぬ明日」。これで本当に、未完の大作の最終巻ということになる。
見知らぬ明日―グイン・サーガ〈130〉 (ハヤカワ文庫JA)
- 作者: 栗本薫,丹野忍
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2009/12/10
- メディア: 文庫
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正直、ほっとしたという気持ちもある。放っといたら200巻とか300巻ぐらいまで行きそうな勢いのこのシリーズに、どこまでおつきあいすれば良いのか、と思いながら、でもやっぱり新しいのが出たら気になるし。だって中学生のときから読んでるんだもの(といっても途中20年ぐらいご無沙汰してたけど)。
それにしても物語のほうは、この期に及んで、あれやこれやとネタの仕込みがされている。何がしたいんだイシュトヴァーン。一体どうするのこれ。今回の解説を書いている今岡氏は、「誰か続き書かない?」みたいなことを言っているが、その物語は、栗本センセイ以外の手によるグイン・サーガは、スラッシュのいないガンズアンドローゼスみたいなもんじゃないのか。