野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

「ドラムンベース」ではありません

NHK教育テレビでやっている「“スコラ” 坂本龍一 音楽の学校」、ここへ来てやっと、初めて観た。
「ドラムズ&ベース編」(3)ということで、ゲストは細野晴臣、ビーター・バラカンという豪華メンバ。
いやあ細野さん、おじいちゃんになったなあぁ、というのが最初の印象。でもよく見てみれば、サカモト教授もバラカン氏も、みんなそれなりにおじいちゃんなのだけど。ただ、細野さんは昔っから、どこかおじいちゃんな感じがしたんだよな。
後半にユキヒロさんが加わり、YMOの3人でスライ&ザ・ファミリーストーンの "Thank You For Talkin' To Me Africa" を演奏。これがすごい。思いっきり力が抜けた感じで、なのにとてつもなくファンキーで。その前の細野さんとの鼎談の中で、YMOのころの音は、良くも悪くも攻撃的だった、今はあんな演奏はできない、というような発言をサカモト教授はしていたが、なるほどそういうものかも知れない。「枯れた」というのとはまた少し違う、今だから出せる味というのがあるんではないかという気がする。
それにしてもこの前の「バッハ」、「ジャズ」のシリーズを見逃したのが悔やまれる。次回は世田谷区立祖師谷小学校のよい子たちがYMOと共演するのだそうで、これは見逃せない。