野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

「あきよしどう」と読むのが正解

気づけば、ここ数年続けて夏になるとどこかの鍾乳洞へ行っている。鍾乳洞マニアか。
その割には、日本一の鍾乳洞、秋芳洞へは行ったことが無い。そんなことではアカンやろ。ということで朝6時過ぎに家を出て中国自動車道を走ること6時間、秋芳洞へ行ってきた。
秋芳洞の入り口近くにある店で昼食を食べた。「ぜんじかっぱそば」という名物だそうだ。炒めたソバを暖かいダシ(わさびを溶いてある)につけて食べる、という奇怪な料理だ。わさびに咽せながら(焼きそばの「一平ちゃん」と同じ理屈でしょうな)食べた。

鉄板で炒めたそばに、牛肉、きゅうり、錦糸卵、のり。決してまずくはないのだが… これらを一緒にする必然性がどうしても理解できない、という味だった。
さて秋芳洞。いやはや、入った瞬間にもう圧巻だ。今まで見てきた鍾乳洞とスケールが違う。あれやこれやと堪能した。洞内は年間を通じて17℃前後に保たれているのだそうだ。天然の冷房でかなり快適。湿度は高いけれども。とにかく、想像を絶するタイムスケールの中で行われる自然の造形美にしばし見とれまくりなのであった。中は暗いから、写真を撮っても何のこっちゃようわからん、というのが残念なところ。

まあそんなこんなで地上へ出て、今度はあたり一面のカルスト台地に圧倒される。展望台から見る景色は見事でござる。

そのあとは「カルストロード」を走りながら、途中で「長者ヶ森」に立ち寄ってみたりする。

なんなんだこの森は。結界が張られてるぞ。
まあそんな感じで、今夜泊ることになっている萩へ向かって走る。途中でゲリラ豪雨に遇いながら。
萩でとりあえず宿に着き、チェックインしてから風呂に入りに出かけた。
萩のあたりは温泉も良いらしい。温泉旅館があちこちにある。その中のひとつ、宿泊客でなくても風呂だけに入らせてくれる太っ腹なところを見つけて、行った。海の見える露天風呂、それはもう大変に結構でございました。
風呂に入ってからその辺を車でうろうろしているうちに日が沈みかけている。この日没の瞬間をとらえよう、と夕日の見える「西の浜」へ行ってみた。が残念ながら曇りのため最後の瞬間まではうまく見えず。うむ、まあこればっかりは致し方あるまい。
いよいよ晩飯を食べよう、ということでいったんホテルに帰って車を置き、徒歩で出直した。サカナが食べたい。ということでホテルからでも歩いて行ける距離にある店へ行くことにした。
いやもう、鰺の塩焼きとか、海鮮揚げ出し豆腐とか。大変に美味しゅうございました。
その後腹ごなしをかねて市街地をふらふらと探索してみた。ちょうどいま祭りの真っ最中。午後9時を過ぎたら祭りは終わり、かと思ったらまだなんやかんややってますな。
ちんたら歩きながら宿に帰ってきて、とりあえず就寝。翌日以降も結構ハードなスケジュールなのだ。
(続く)