今日の新聞は、ノーベル化学賞受賞の話題でもちきりだったが、さて、村上春樹さんの受賞が取りざたされていた文学賞のほうはというと、ペルーの作家バルガスリョサ氏に与えられた、と。
http://www.cnn.co.jp/world/30000460.html
ば、バルガスリョサ？言いにくい名前だなおい。つーか、初めて聞いたぞそんな名前。「緑の家」？「世界週末戦争」？ ものを知らなくてすまんな。
さて今回これまた初めて知ったことだが、こういうのって、「受賞しそうな人」ってだいたいわかっているらしいから、あらかじめお祝いのコメントみたいなものを見込みで用意しておくものらしい。ウチダ先生のツイートによれば、「村上春樹ノーベル賞奉祝予定稿」を書いたのだとか。残念ながらその原稿は日の目を見ないことになってしまったわけだ。なんかもったいないな。ウチダ先生のツイートを以下に引用する。
さ、がんばって村上春樹ノーベル賞奉祝予定稿かこっと。これって考えてみたらある種の「フィクション」なんですよね。あ、そうか。オレ、いま「村上春樹がノーベル文学賞をもらった世界」についての小説書いてるんだ。わ、たのし。
たのしそうだ、確かに。もうね、「小説」ということにしてリリースしたらどうですか、依頼主さん。どなたか存じませんが。
