野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

花火よりゴマ団子

茨木で花火と言えば「辨天さん」である。茨木に住んでかれこれ13年になるが、いまだかつて一度も辨天さんの花火をまともに見たことがない。まあ一回ぐらいは見といたほうがええんでないか、ということで行けるところまで行ってみることにした。
辨天さんの花火大会の日は、市内どこでも花火の見えるところには人がたまっている。ならばいっそのこと辨天さんまでいってしまうのもよかろう、というわけだ。
しかしまあ、人の多いこと。だいたいが花火なんてそんなものだから、それを取り立てて騒ぐほどのことではないのだけど。とにかく本殿まで歩いて(近くまではチャリで)行って、至近距離で見たのだが、なるほどこれはすごい迫力だ。素晴らしい。見事である。
その素晴らしい花火と引き換えに、とにかく人が多くて蒸し暑くて騒々しくて、もうぶっ倒れそうだった。
家に晩飯は用意してあるとのことだったが、とにかくもうへろへろで、とても家までもちそうにない。
そんなときは茨木の隠れた名店、「うまいもん屋 しん」だ。何の店だかよくわからん名前だが、中華料理屋だ。一部(俺様含む)では熱烈な支持を得ている店である。
まとにかくビール。そして蒸し鶏ネギ生姜ソース、春巻、麻婆春雨、とそんな感じのメニューである。
麻婆春雨を作る前に店主のしんちゃんが「麻婆春雨どうします?」と訊いてくる。ん?どうします、ってどういうことよ?と聞けば、「普通に麻婆春雨作ったら味がショボいんですよ」と来た。「麻婆豆腐たべて知ったはる人は、ちょっと物足りないと思うんです」。
OKわかった、遠慮せずがつんと行ってくれたまえ。
うむ、ちょと辛かったす。でもうまかったす。
デザートに、マンゴムースまでいただきまして。いやあ大変に美味しゅうございましたですよ。