「探偵はBARにいる」なんていう映画が絶賛公開中らしい。
んで、その原作は「バーにかかってきた電話」。
なんか気になるので、原作を読んだ。
- 作者: 東直己
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1996/01/01
- メディア: 文庫
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こいつぁ面白いじゃないか!
ハードボイルドですな。全体的にもう、「ロング・グッドバイ」のあのテイストで、主役の便利屋はまんまマーロウ君だろこれは。
タフで口が悪くて酒飲みで、その行動原理は自身の美学に忠実。そのためとてつもなく不器用で、余裕で避けられるはずのトラブルに自分から巻き込まれてしまう、という。
なんでも映画では大泉洋(!)主演ということで、この原作を読んでいても、実に鮮やかにヴィジュアルが立ち上がり(それが本当に良いのかどうかはわからんが)、これがまたいかにもはまり役、という感じなのよな。
こりゃあゼヒに映画の方も観てみなければなるまい。