野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

遅い昼食はフォー

国立民族学博物館をナメてはいけない。
そりゃもう膨大なコレクションだから、それなりにマジメに観ていくと軽く半日ぐらいはかかるだろう。
今さらながらそんなことを思い知らされた。「今和次郎 採集講義 考現学の今」という特別展示の招待券をいただいたので、観に行ったのだ。実は民博へ行くのは初めてだった。
特別展示、スゴいぞ。プルタブとか金盥とかまな板とか、いろいろ展示されてるが、ありゃーどうしてもあたしにはガラクタにしか見えませんな。
しかし、そういうガラクタを一所懸命に収集し、そんなんどうでもええやんけと思えるような人々の生態を緻密に観察し、レポートしていく、それが考現学、モデルノロジオというものだ。
いや、よお知らんけど。
よお知らんけど、あの膨大な観察記録のスケッチ。あのタッチは、ちょっとええ感じのテイストだな。まとにかく、ちょっとばかし変わった人だと思いますよ、今先生。
さてそれで常設展について。これはもう、前述の通り相当にマッシヴなコレクションなので、まあ小一時間ぐらいで軽く流しとこうか、ぐらいに考えていると痛い目にあう。実は今回、ついでに日本庭園の菖蒲と紫陽花も観て… などと目論んでいたのだが、そんなの無理。いや無理じゃないけど、午後の遅い時間にのそのそと民博にいってるようじゃお話になりません。
いずれ時間をとってじっくり観に行くからな。覚えとけよコラ。