野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

真夏のゼベッポ

歳をとると自然治癒力も劣化するのだろう、傷の治りなどが遅くなる。
先週のケガがまだ治らない。一応消毒もしているし、おそらく化膿はしていないと思うのだけど、朝のうちは歩くと痛い。昼間はけっこう忘れている。でも帰宅してから靴下を脱いでみると、血がついていたりする。こんな時季であるから、指先から腐ってきたりしなければ良いけど。
このような愚行を重ねながらも暦は立秋にかわった。これから暑さはだんだんとやわらいでいく、ということになっている。んなことあるかい、まだまだ暑いやんけワレ、と言いそうになるが、いやいやそういえば確かにここ数日は朝晩けっこう涼しいな、と思う。昨年はこんなことなかったんじゃないか?夜も冷房しないと暑くて寝られず、それでも身体に悪いから、ってんで3時間ぐらいのタイマーをセットするものの結局は切れてからが暑すぎて夜中に起きて窓を開けて、とか汗だくで朝起きる、とかいうのが9月ぐらいまで続いていたように思うのだが。そんなわけで比較的ぐっすりと眠れている(もともと寝つきは良いほうだが)というのはありがたいことだ。
そんな安眠を貪りながら、「ゼベッポ」についての夢をみた。内容はほとんど憶えていない。とにかく「ゼベッポ」という言葉が出てくるのだ。「ゼベッポ」って何だ。よくわからない。多分「ジビッポ」のことじゃないかと思うのだけど、あれはとにかく「ゼベッポ」だった。そしてどういうわけかブラームスのバラードが流れていた。だから、朝起きたらもう頭の中がゼベッポに占拠されており、しかもブラームスのピアノ曲が脳内で再生されまくりだった。こんなときの通勤BGMはもちろんグールドによるブラームスのバラードと狂詩曲だ。こんな風に、何かの曲がぐるぐると頭の中で再生されて止まらないときは、あえてその曲を聴くようにしている。そうするとそのぐるぐる脳内再生は収まるのだ。音楽の場合はこのように対処できるのだが、ゼベッポはどうすれば良いのだろう。だいぶ抜けていってはいるのだが、まだ3個大隊ぐらいが駐留している感じだ。こうやってどこかに書けば速やかに消えていってくれるのではと期待しているのだがどうだろう。ゼベッポ