野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

バッカスの呪い

職場の送別会で、堺東の「たろやん」で呑んだ。何度か行っているが、なかなかええ店どす。
さて堺東で一杯やって、今日はまあおとなしく帰ろうか、と滞りがちなブログの更新をiPadでやりながら地下鉄堺筋線に乗っていたら、南森町でHさんが乗ってこられた。谷町界隈でやはり一杯やっておられたらしい。なんたる偶然か、とあれこれ話をしつつ南茨木まで。降りる駅も同じなので、まあまだそんなに時間も遅くないし、軽く一杯やりませんか、と駅前の八剣伝へ。
有史以来、「軽く一杯」と言って、本当に一杯だけで済んだことがあるのだろうか。少なくとも俺様史上では、ごく控えめに言って「極めて稀」である(少なくともわたくしにはそのような事例をどうしても思い出すことができない)。それはわかっているのだが、しかしどうしても上記のような表現を使ってしまう。言っている時は本当にそう思っているのだ。ほんのわずか残っている自身の良識と分別に、有り金の全部を賭けてしまうのだな。
とにかく、泥酔して店を出たのは1時ごろだった。なんだか面白かったが、どういう話をしたのか、よく憶えていない。いや、イタリア映画の話をしていたのだ。本件についてわたくしの知見はほとんどなく、次々と出てくる固有名詞はまったく知らないか、せいぜい「どこかで聞いたことが…」という程度だ。というわけで、なんだか知らんがあれこれメモをとっていた。酔いどれのくせに。断片的なメモには、以下のようなキーワードが書き殴られていた。
「テルマ・アンドリュース」「ラウラ・アントネッリ」「ディノ・デ・ローレンティス→スレッジ」「社会主義リアリズム」「自転車泥棒」「鉄道屋」「女性/黒人/ユダヤ人/ネイティブ・アメリカン」「ジェームス・ガーナー(西部男)」「ベルリオ・ゴルリーニ」「ルキノ・ヴィスコンティ『山猫』バート・ランカスター」「若者のすべて」「シチリア=沖縄」「ヴェニスに死す」「イノセント」「テレンス・スタンプ」「ヤング・ガン」「マルチェロ・マストロ」「ベルリオ・ズルリーニ」「(青い体験?)」…
そして最後に再び、「ラウラ・アントネッリ」。
いま見直しても、まあなんのこっちゃわからん。ところどころ、聴き取り間違いもあるようだ(誤: ベルリオ・ズルリーニ→正: ヴァレリオ・ズルリーニ、とかね)。
まあぼちぼち調べてみることにする。
Hさん、夜中まで付き合わせてすみませんでした。わたくし泥酔して帰って、それでも風呂には入ったようなのですが、目覚ましをセットするのを忘れていたようで、翌朝目が覚めたらすでに7時半、普段なら会社の最寄り駅に着いている時間だったのでたいそう驚きました。罰が当たったんですね。以後気をつけます。