野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

二人の教授

ふだんあまりテレビを見るという習慣は無いのだけど、NHKのEテレは時々おもしろい番組をやっている。この一月から始まったシリーズで「スコラ 坂本龍一 音楽の学校」のシーズン3 映画音楽編、そして「MIT白熱教室」だ。録画していたものをまとめて観た。

課題映像に即興で音楽をつけるワークショップなど。なかなか面白い。実は、映像にはどんな音楽でもつけることができる。映像につけられた音楽が、その映像に意味を付与するのだ。ううむなるほど。ゲストの岩井俊二監督によるコメントがまた、いかにも映像作家、という感じなのが印象的だった。

ところで世界のサカモト教授と映画音楽といえば、「戦場のメリークリスマス」。

大島渚監督、亡くなりましたなぁ。教授が役者としても、また映画音楽の作者としても初めてかかわった作品だったはず。考えてみたらビートたけしとかデヴィッド・ボウイとか、ちょっと何じゃそら、ていうキャストだわな。

さて「MIT白熱教室」、これまたなかなか面白いのだけど、とりあえずMITではホワイトボードではなく昔ながらの黒板を使っているのか、というところでまず驚いた。そしてルーウィン教授が黒板上に線をひく時にはわざわざ定規を使う、という几帳面さ、そして破線を引く時の上手さには恐れ入った。一回目を見のがしてしまったのは残念だ。ぜひとも再放送を希望するのである(スコラも)。