シャープもパナソニックもソニーも、日本の家電メーカーは最近もうさっぱりワヤですわ。
新聞やニュースを見れば、毎日のようにそんな報道がされていて。一方でアップルやサムスンはとても調子よく(最近アップルがちょっと微妙、と言われているもののまだまだ)、なんでそんなことになるんだ、ていうのを「日の丸家電の命運」という本は書いているわけですね。
日の丸家電の命運 パナソニック、ソニー、シャープは再生するか (小学館101新書)
- 作者: 真壁昭夫
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2013/02/01
- メディア: 新書
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何だかなあ、と思った。経営者ってのは大変ですね、ほんと。過去のある時点における経営上の意思決定に関して、あれが失敗の元だったのだ、要するに経営者がイケてないからだと糾弾されるわけですよ。まさに人災である、なんてね。
そりゃまあそうかも知れませんけどね。後知恵でどうこう言われても、なんていう気がしてね。たとえばシャープが堺に液晶の工場を作ろうとしたときに、「これはあきらかに過剰投資ではないのか」というような疑問を呈した人ってのはどれぐらいいるんでしょ。この著者はどうだったのか、あたしは知りませんけどね。
まあ、よくまとまっててわかりやすいとは思います、はい。