野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

CDの復権

最近のiTunes Storeは、ちょっと図に乗りすぎじゃないか?最初の頃は1曲150円、または100円が普通で、円ドルレートを考えればもう少し安くても良いのにな、ぐらいに思っていたのだ。それが今では平気で1曲200円とか、下手すると250円なんてのもあって、まったくなに考えてやがんだこいつ、という感じだ。
中学とか高校ぐらいの時によく聴いた、80年代のエレクトロニック・ポップとかニューロマンティックみたいなのはiTunes Storeで買おうかな、と思ったりするのだが、時々こういうふざけた価格設定がされていて、どうもやる気を削がれるのだな。
例えば、スパンダーバレエ。彼らは彼らは"True"とか"Gold"あたりの曲が有名だが、わたくしは"Diamond"が最高傑作であると信じて疑わない。その傑作アルバムが、iTunes Storeではどういうわけかリミックス曲などのボーナストラックで倍ほどに水増しされて、2,600円という法外な価格で販売されている。もともとが6曲しか入っていないアルバムなので、高い方の相場で1曲150円としても、オリジナルの6曲だけをダウンロードすれば900円、のはずだが前述のように曲の単価を上げ、さらに単体ではダウンロードできない曲もあったりしてそういうことができないようになっている。まったくふざけるな、と言いたい。
というわけでやっぱりCDですよ。Amazonで調べたら1,373円。やっぱりこうでないとね。

Diamond

Diamond


かなり久しぶりに聴いたけど、やっぱり良いですなあ、このヘヴィ・ファンク路線。そして"Pharaoh"の妖しくルーズなビート。"True"なんてヌルいっすよ。これぞニューロマンティックってやつです。知らんけど。