野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

ひょっとして100巻ぐらい目指してるんじゃないだろな

今年に入ってもうすでに5回目の休肝日だ。すごい。この勢いなら、年間10日なんてあっさりクリアできてしまうかもしれない。
ところで。
また出ましたな、ビブリア古書堂シリーズ、第4弾。例によって、もうええやろと思いながらもやっぱり読んでしまうのだな。


今までは短編集の体裁だったが本作は長編になっている。テーマ(?)は江戸川乱歩。相変わらず、実にマニアックなネタをもとにトリックを組み立てていて、いやもうすごいですなあと感心することしきりである。そして今回はついに栞子さんの母親・智恵子さんまで登場して、因縁の母娘対決。なんだか海原雄山 vs 山岡士郎、みたいでちょっと笑えるぞ。それでも、とりえずはもろもろ一件落着、となりながらもまだちゃんと後に続く布石は打っていて、あとがきには「いよいよ物語も後半に入ってきて」などとかいてあり、うわぁこりゃまだしばらく続きそうだな、と軽くうんざり。でもやっぱり続きは気になる。ということでもうしばらくはお付き合いさせていただきますよ。