野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

病室内は禁煙だよマーロウ君

金曜日の朝に出張から帰ってきて、とりあえずソバ食って風呂入って夕方まで寝て。んで、いつもよりずいぶんと早い時間に晩飯、ということでお好み焼きなど食べる。冷蔵庫にスパークリングワインのストックがあったのでそれを飲みながら。そこそこ出来上がったところに、そっから飲みに出るという暴挙。ですな、いま考えてみれば。結局そっから調子こいてさんざっぱら飲んだくれて、今日はもう完全に廃人ですよ廃人。今年はカレンダー通りの出勤で、ただでさえ例年より休みの少ないゴールデンウィークなのに、貴重な休日を終日廃人として過ごすなんて。
だからまあ、久しぶりというか今年7日目の休肝日ね。月に1回以上、なかなか良いペースじゃありませんこと?
ハードディスクの掃除のために、映画を一本観る。今日は「ロング・グッドバイ」にした。なんだか最近ハードボイルドづいてるな。廃人レベルの二日酔いがすでにハードボイルドだしな(違うぞ)。

ロング・グッドバイ [DVD]

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原作もなんだかよくわからん話だったが、映画ではさらにそれを大胆に脚色し、ますますわけわからんことになっている。面白い。マーロウ君は猫なんぞ飼ってないし、深夜にハダカで踊ってるおねえちゃん達がアパートの隣の部屋に住んでたりなんかしないだろ。そんな細かい設定はまあ良いとしても、ストーリーじたいが変わってしまってるもんな。こりゃすごいわ。で、何気にシュワルツネッガーが出てるというのも要チェック。そう、あのアーノルド・シュワルツェネッガーですよ。ヤクザの組事務所みたいなところにいるボディーガード的な役で。どういうわけかそのシーンでの話の流れというのが、そこにいる全員が服を脱ぐ、というなんだか意味不明なことになっていて(もちろん原作にそんな話は無い)、それって結局シュワルツェネッガーが脱ぐシーンを入れたかっただけちゃうんか、という気がすごくするんですな。
とまあ、なんというかあちこちツッコミながら観るのがけっこう面白い映画かもしれまへんな。