野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

阪急六甲盛衰史

阪急六甲駅前の「贔屓屋」で飲んでおりました。大学時代の研究室の先輩であるKさんは、そのまま大学に残り准教授となっておられるんである。そんな関係もあって、例年この時期は、母校の研究室を表敬訪問している。夜はKさんに現役の学生さん、そして適当に集まれるOBで飲み会をするわけだ。
それにしても、阪急六甲界隈はショボくなったと思う。わたくしが学生だったころは、もうちょっと色々と店があったと思うのだが。まあ今から20年以上も前で、それもバブル真っ盛りな80年代のころと比べられても、と言いたくなるわな。
ところで現在「贔屓屋」がある場所は、昨年までは「居酒屋にじゅうまる」だった。その前は確か「甘太郎」で、さらにその前はマクドナルドだったはずだ。どの店が入っても、どうも長続きしないのだ。駅前の一等地だというのに。まあそういう場所ってありますわね。ちなみにわたくしが学生のときは、サンコトブキという、ファミリーレストラン的なものが入っていた。サンコトブキなんて今どこにも無いよなあ。
ショボくなったとはいうものの、汚いけれども安くてそこそこ美味いことで有名だった定食屋の「よし田」、高そうなのでほとんど足を踏み入れたことの無かった中華料理店の「六甲苑」、同じビルの上に入っていて夜景が見下ろせるのだけど窓ガラスが汚れていたバー「TOP SIX」、なんでも桂吉弥さんが学生時代にバイトをしていたという「F」、といったあたりは今でも健在であるらしい。ただし「F」は場所が変わっているようだ。わたくしはあの店のトルコライスとシスコライスとピザが好きだったのだが、まだメニューにあるのだろうか。
たまには六甲界隈をあれこれ探索してみるのも良いかもしれまへんなあ。