野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

内臓感覚にノックアウト

昨日までの雨は上がり、今日の金沢はすっきり快晴とは言わないが、出歩くには悪くない天気。まずは朝イチで21世紀美術館へ行く。実は6年前、2007年にも金沢に来ているのだが、その時に取りこぼした案件がいくつかあるうちのひとつだ。
ただいまの特別展は「内臓感覚」。けっこうグロい。でも、これはちょっとどうなんだ、と思いながらも目が離せない。
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色々と強烈に印象にのこる作品があったのだが、全部は書いてられないので一つだけ、となると、ナタリー・ユールベリのクレイアニメだな。ハンス・ベリという音楽家の曲がついていて、これもまた良いのだが、何より強烈なのはTurn into me(私になる)という作品で、森の中で美女の死体が腐敗し蛆がわいていくのを獣たちが喰らい、白骨化する様子を描いたものだ。まさに不浄観というか九相図そのまんま、と思っていると白骨の中にもぐりこんだ動物たちが死体を動かし、踊らせるというまことに罰当たりなアニメだ。朝っぱらからこれはなかなかキツい。
さて21世紀美術館を出たらもう昼を回っていた。とりあえず昼は天ざるそば。
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さて次は鈴木大拙館。ここはまあ展示ははっきり言ってそんな大したものはない。が、「思索空間」とそこから見える「水鏡の庭」というのがかなり良い。一時間ぐらいは平気でぼーっとしてられるんじゃないか。
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日も差し始め、だいぶ暑くなってきた。100円で乗れる「ふらっとバス」で、ちょっと遠回りしながらひがし茶屋街へ。
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さて6年前にきた時の心残りがここの「三味線体験」だ。今回は念願かない、無事に三味線を体験することができた。
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うーむ、フレットが無いってのはどうも難しいですな。というか基本的なところで姿勢とか構え方とかそういうのをみっちりやらんと、ちゃんと弾かれしまへんえ。「さくらさくら」の譜が置いてあるのだが、なんとなく「シラケ鳥音頭」を一所懸命に練習してしまった。
前回来た時と同じ店でまた手ぬぐいを買い、さらに主計町あたりをぶらついてだいたい4時過ぎ。ほんとはこのあたりの店で夕食を、とアタリをつけていたのだが、店が開くのは6時でおまけにまだそんなに腹は空いてない、ということで予定を変更し一旦バスでホテルへ帰る。でまた昼寝などしてしまい、7時過ぎにやっと起き出してきて、地元の人気店「いたる」へ行ってみた。
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うまい具合に2名すぽっと入ることができ、刺身盛り合わせに白エビのかき揚げ、イワシのぬた和え、など。さらにサバのへしこ、という感じなので、
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遊穂天狗舞、とか。
いやあ今日はてんこ盛りでしたな。