野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

アベノミクス絶賛

秋の夜長は読書とブログ。こう書いたらAmazonギフト券がもらえる(かも)らしい。

経済学者ポール・クルーグマンの著作は過去に2冊読んだことがあるが、残念ながらこの俺様にはちと扱いかねた。


それでも、性懲りも無くまた「そして日本経済が世界の希望になる」なんていう本を読んでみたりする。

アベノミクスなんて何だか胡散臭えなぁ、などとわたくしは思っているのだが、クルーグマンは大絶賛だ。というか彼は日本のバブル崩壊後の90年代終わりごろからずっと、インフレ目標を設定して金融緩和でも何でもやれ、とずっと主張していて、今回それがやっと実現の運びとなった(以前にも日銀は金融緩和をしたことはあったが中途半端に終わった)ということで、その先行きに非常に期待しているようだ。一方で、本格的に景気が回復するまで消費税は上げちゃいかーん、とクルーグマン教授は言ってますがどうですか安倍さん。どうですか、って言ってももう手遅れですけどね。
それにしても、あたしみたいな素人からすると、インフレって物価が上がることでしょ、それはいやだなー、というような実に短絡的なことしか考えられなくて、どうもネガティブな印象しか持てないのだけど。いやそりゃ物価が上がってもそれ以上に金利とか給料が上がればええやんけ、ということなのかもしれないけど、そんなもんずーっと上がっていったら年率2パーセントでも35年でだいたい倍になりまっせ。まあそこまで放っとくことはないってことなんかな。景気ってけっこう人々の気分とか期待とか印象で動いているところが大きいらしい。ようわからんもんは仕方がない。どうせだますんなら、バレんように上手にやってください。