新大阪に「登美子」というお好み焼き屋がある。さる人が長年通う名店である、らしい。かねてから話を聞くに非常に魅力的であったので、ぜひ一度案内していただきたい、とお願いしていたのが今回めでたく実現の運びとなった。
場所が少しばかりややこしいところにある。いや別にややこしくはないか。わたくしが足を踏み入れたことがないエリア、というだけのことだ。何もラフ・ネイバーフッドがいるからとか（いるかもしれなけど）結界が張られているからというそういうわけではないが、駅前であるにもかかわらず微妙にアクセスが悪い、というただそれだけの理由である。だから当然近所にほとんど飲食店も無い。が、それも最近になって事情が変わった。JRの改札を出たところから実に簡単にそちらへ出ることのできる通路が完成したようだ。
粉モンというのはお腹いっぱいになりやすい。一人二人では、あまり種類は食べられない。もう少し多めの人数がよろしい。ということで総勢6名にて訪問である。
とりあえずとん平焼き。これ、とん平ですか？まことに肉々しい。卵は申し訳程度で、甘辛い味付け。焼肉のタレっぽい。かなりビールがススム君である。
そこから勢いに乗って、豚キムチ（このキムチがまたうまいの）、牛すじネギ焼き、カキ焼き、豚玉お好み焼き、ホルモン焼き。そして、アルミホイルで作るホルモン鍋！
この鍋、当然後でラーメンなど入れるわけですな。あまりに美味かったので、ラーメンのおかわりを注文しようとしたら、「スープがうすまってて美味ないからアカン」と却下された。そう、ここのお母さん（つーかおばあちゃんだが）がなかなか強烈なキャラで、やたらオモロいのだ。いわゆる大阪のおかん、というところか。このひとが漬けた梅干しがまためっぽう美味い。焼酎のオプションで注文できるのだが、これをアテに飲むのもまた一興である。
というわけでしっかり食べて飲んで大笑いして、そりゃもう大変に結構なことでございました。また行かねば。
