野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

21世紀の猫又

最近になって映画化もされ、けっこう話題になっている「陽だまりの彼女」、さる方が貸してくださったので読んでみた。

陽だまりの彼女 (新潮文庫)

陽だまりの彼女 (新潮文庫)

「女子が男子に読んでほしい恋愛小説 No.1」なんてことも言ってたなあ、そういえば。その女子は、男子に対していったい何を求めているのだろう。これがまず、この本を読んだ感想だ。
ストーリーはとても面白いと思う。でもこの手放しのバカップルぶりに、読んでいてなんともいたたまれない気持ちになってしまうのは何なんでしょこれは。やはりわたくしの根性が相当に曲がっているということなんでしょうか安西先生
ヒロインの真緒は、13歳の時にいきなり全裸でどこからともなく現れ、警察に保護されたという。ターミネーターかよ。と思った、とりあえず。そして読み進めるうちに、あーなるほどそういうことなのねきっと、と気付いたのは、つい最近「かのこちゃんとマドレーヌ夫人」を読んだおかげだなきっと。
んでこれ、ハッピーエンドということになってるんだけど… そうかぁ?はっきり言ってこれちょっと怖いよ。と思ってしまうのは、やっぱり僕は性格がゆがんでるんだろうかパトラッシュ。