野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

80年代ディーバ考

iTunesストアには、コンプリート・マイ・アルバムというシステムがある。
アルバムの曲のいくつかをつまみ食いしている場合、当該アルバムに収録されている既購入分の金額とアルバムの価格との差額だけでアルバムを購入できる。
いまワーナーミュージックがキャンペーンをやっているらしく、いくつかのアルバムが半額になっているようだ。そのなかに、中森明菜のベスト盤があった。そのうち何曲かを以前すでにダウンロード購入していたため、200円でこのアルバムをコンプリートできるよ、というオファーがあった。なのでつい、出来心でポチっと。

まあ要するに最初期のシングルのコレクションだ。収録曲をリリース日に従って並べると、以下のようになる。
「スローモーション」 1982年5月1日
「少女A」 1982年7月28日
「セカンド・ラブ」 1982年11月10日
「1⁄2の神話」 1983年2月23日
「トワイライト -夕暮れ便り-」1983年6月1日
「禁区」 1983年9月7日
「北ウイング」 1984年1月1日
「サザン・ウインド」1984年4月11日
「十戒 (1984)」1984年7月25日
「飾りじゃないのよ涙は」1984年11月14日
「ミ・アモーレ〔Meu amor é・・・〕」1985年3月8日
「SAND BEIGE -砂漠へ-」 1985年6月19日
「SOLITUDE」 1985年10月9日
こうしてみると、デビューからほんの3年半足らずの間に、13曲ものシングルを出していたのか…
んで、あらためて聴いてみたところ、やっぱり最初の方は言ってみれば「歌の上手いアイドル」ですな。まあお好きな方はどうぞ、みたいな。この頃の明菜様は17歳ぐらいなわけね。そう考えてみたら、宇多田ヒカルとかジョス・ストーンなんてのはやっぱりすごいなとあらためて思うわけですよ。
この辺の曲は後にいろいろバージョン違いで再録されてるから、それと聴き比べてショボさを愛でるなんてのもありでしょう。ま、ある種コレクターズアイテムと言えるかも。
個人的にはやはり「禁区」ぐらいでおおっ、と思って(細野さんの曲だったってのもあるけど)「ミ・アモーレ」でやられた… ていう感じなわけで、こうしてみるとやっぱり後半の曲はカッコええですな。