野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

No Limit!?

レイワークスの「卯月感謝祭」に招待いただいた。
隔年で開催される発表会、いや最近ではレイワークス一門会といったほうがしっくりくるな。
場所はいつもの、栗東さきらホールにて。けっこう立派なのよねここ。
さて今回は三部構成で、第一部は真面目な発表会。第二部も真面目なんだけども企画モノでバッハ祭り。そして第三部が、ネタ炸裂のいわゆる「B面」。毎回エスカレートしていくこれをわたくしは楽しみにしているのですよ。
今回は、他のダンス教室だかチームだか一門だかも協力していて、特に男性が入っているというのがいつもと違うところ。確かにこれで結構しまる部分もあるな、という感じ。しかしまあ、あれだ。ヒップホップ系かなんか知らんが、他の流派はオーディエンス側もちょっとノリが違っていて、思わずシュラッグ、なんて場面もあった。というか開始直後に発せられた黄色や茶色の叫び声には軽く引いた。が、まあそういうこともあるわな。
さて真面目な第一部。あの中で"Walpurgis Night"ってのが妖しくてかなりイイ感じ。で、よく見たらレイさん出てますやん。いやーんレイせんせやっぱりカッコええわー。さすが、他の人とはたたずまいが違います。ところであの曲もめっちゃ良いのだけど、ググってみても出処がよくわからなかった。他にも"Fallin'"てのはジョス・ストーンかな、とか、あとでレイさんに問い合わせないといけない曲がちらほら。
第二部のバッハ。バッハ好きだから、曲だけ聴いてても気持ちいい。踊りもカッコええ。
ところで、我らがユニコさん。失礼ながらどうしてもB面担当のイメージが強く、彼女が登場して踊っていても、つい「どこでボケはるんやろ?」などと思ってしまう。しかるに今回、ボケなしで普通に踊っていたので少々驚いた、というか実は意外とキレのあるカッコええダンスでかなり驚いた(重ね重ね失礼)。
さて第三部。今回は1970年代から現在にいたるまでのヒット曲のクロニクル。を、(ほぼ?)全曲カバーで。この辺の選曲、なかなか芸が細かいというか、マニアックというか。わかったのはクレモンティーヌ佐藤竹善ぐらいで、ええっ、これ誰がやってんの?と問い合わせたい曲がたくさん。「伊勢佐木町ブルース」とか「勝手にしやがれ」とか「やさしい悪魔」とか。
他にも、よくまあこんなもの見つけてきたなあ、と思ったのが、だんご三兄弟音頭に演歌版「赤いスイートピー」。あとモーツァルトに各種刑事ドラマのテーマを無理くり入れ込んだ変奏曲とか。
男性二人で踊る「ペッパー警部」は、中国語版にしたことで、よりパチモン感が強調されて、うーむ上手いなあ、と感心したのもさることながら、レイさんによるラムちゃんのコスプレってのには度肝を抜かれた。いや、さすがです。御歳50を目前にして… いやいや何でもないです。
というわけで今回も満喫させていただきました。B面だろうがいっさい手抜きなしのエンタテインメント。レベル高いす。レイさんありがとうございました。