以前「ジウ」を読んで、それから「歌舞伎町セブン」を読んでみたら、なんだか東警部補のキャラが変わってないか、と思った。この2作の間に何があったのかを知るために、「国境事変」を読んでみたわけだ。
- 作者: 誉田哲也
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2010/06
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公安が監視対象の内部に協力者を作るやり方、というのがわりと具体的に細かく書かれていて、参考になる。いや、参考にしてどうするんだ、て話だけど。
登場人物の一人である金英男は、バンドをやっている。このあたりの記述はけっこう誉田氏の趣味が出てるな、と思った。それにしても東警部補は、おっさんのくせしてジミヘンも知らんとは、なかなかの朴念仁ですな。