早朝からセミの鳴き声が聞こえる。数日前からだったと思う。
早朝でもすでに陽射しはキツく、かなり暑い。もう、梅雨明けしたと見てもよろしかろう。ヘタレの気象庁はいまだに梅雨明け宣言を出していないけれども。だいたい例年そんな調子だ。実際に梅雨明けして1〜2週間ほども経ってからやっと「梅雨明けしたとみられる」などという煮え切らないコメントを出している。世間ではこういうのを「後だしジャンケン」と呼ぶ。
さてそんな具合で着実に夏はそこまで来ている。というか、6月の初旬ぐらいからすでに、本格的な夏がうっかり来てしまったのかと思うぐらいに暑い日が数日あった。
実はわたくし、勤務先の最寄駅である堺東からオフィスまでの2km弱を、できるだけ歩くようにしている。しかしながら6月も半ばを過ぎると、あまりに暑いのでとても歩いてられず、バスに乗るようになる。例年そうなる。当然今年も同様である。
残念なことにこれはやはり、消費カロリーに影響するようだ。
体重計を購入し、毎日測るようになってかれこれ半年が経過する。日々の体重の動きを見ると、小幅なリバウンドを繰り返しながらも、中期的には減少傾向にある、と言えたのだが、最近ちょっとした異変が起きている。つまり、中期的なトレンドとして、どうやら俺様の体重は増加方向に転じたようだ。要はデヴ化が進んでいるということだ。
毎日体重計に乗り、毎週末には10km走り、時には泳ぎ、そしてだいたい週に一回ぐらいは酒を抜き、という、これだけ読んだら結構ストイックに聞こえなくもない生活をイヤイヤながらも送っているというのに、行き着く先は結局デヴ化である、などというのではあまりに報われない。
だから夏は苦手なのだ。ただいま二十四節気は小暑、七十二候は蓮始開（はすはじめてひらく）である。旬の魚は鱸。塩焼きなどが結構であろう。
