野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

今さらながらチャーリー・ヘイデン追悼

キース・ジャレットチャーリー・ヘイデンによる名盤"Jasmine"を入手したのは、やっと今年に入ってからのこと。
なるほどこれは良いではないですか、と折にふれ聴き込んでいるうち、この7月にチャーリー・ヘイデンの訃報が飛び込んできた。何てことだ、と思いながらタワーレコードに立ち寄ったある日、なんとキース・ジャレットチャーリー・ヘイデンの新作"Last Dance"が店頭に並んでいた。新作のリリースから程なくしてこの世を去った、ということであるらしい。そう考えると、この"Last Dance"というタイトルがまた、なんとも言えないではないですか。

Last Dance

Last Dance

さてこの新作のリリースからすでに数ヶ月が経過したわけだが、どうも値段の下がる気配がない。そうこうするうちにタワレコオンラインで使えるハッピークーポン400円が送られてきた。まあこの辺が潮時であろう、ということでやっと購入。
いやあ、良いですなあ。前作"Jasmine"と同じ路線で、あの気難しいじーさんがどうして、と言いたくなるほどに、どこまでも美しくリリカルな音だ。前と同じでつまらん、とおっしゃる向きもあろうが、それでもなおこれは、聴いていて心地よい。時おり耳障りなうめき声が聴こえてきて、それでちょうど良いくらいなのかも知れない。
それにしてもなぜ、前作と同じ曲"Where can I go without you"をやっているのだろう。いや、この曲好きなので別に良いのだけど。
というわけで改めまして、
RIP, Charlie Haden.