野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

皆既月食の夜に

東京方面より出張者があり、茨木に泊まるということなので、駅前あたりで一杯やることになった。
17時を少しばかり回ったぐらいで会社を出れば、19時少し前にはJR茨木に着けるのだな。楽勝だ。
てことで先日も行った「花筏」へ。別に予約なんぞしなくてもイケるだろう、となめてかかっていたら、まだ水曜日だというのにけっこう一杯になっている。危ないところだった。
ビール飲んでハイボール飲んで、さて日本酒でも。
日本酒をグラスで供する店においては、升とか小皿とかの上に置いた小さめのグラスに酒を注ぎ、意図的にこぼれさせて太っ腹感を強調する、という演出をとられることが多い。この店もそういうことをやるわけだが、これが半端ではない。まず、グラスが通常の180mlサイズである。さらに、グラスから溢れて下の升にたまった酒が、さらに下でも溢れる寸前、表面張力により今まさにこぼれんとする、というところまで攻め込む。
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どうですかこの美しいダブル表面張力。まことに、意地汚い酒飲みの琴線に触れる演出である。
などと喜んでいたら、だんだん調子に乗ってきて、少々過ごしてしまったようだ。ま、いいんじゃないのたまには。